投稿日: Nov 16, 2022

本日、AWS は Refactor Spaces Services の IP アドレス変更の自動処理をリリースしました。ユーザーは DNS の自動更新を使用してインフラストラクチャを構築せずにサービス IP アドレス変更を管理し、運用の安全性を向上させられます。この新機能により、ユーザーは URL に DNS 名を使用してサービスを作成し、Refactor Spaces は DNS の有効期限 (TTL) が切れたとき (または TTL が 60 秒未満の場合は 60 秒ごとに) DNS 名を自動的に再解決します。

Refactor Spaces は複数アカウントの HTTP ルーティングに必要なインフラストラクチャをより多く処理するようになったため、ユーザーはアプリケーションの安全かつ段階的なリファクタリングに集中できます。今回のリリース以前は、IP が変更される可能性のあるサービス (Application Load Balancer など) にトラフィックをルーティングする場合は、IP アドレスの変更を管理するために AWS Lambda 関数のようなカスタムメカニズムを設定する必要がありました。本日より、IP アドレスの変更を積極的に管理することなく、Refactor Spaces Service URL に DNS 名を使用できるようになりました。DNS 名を使用してサービス URL を自動的に再解決するための追加コストは発生しません。

AWS Migration Hub Refactor Spaces は AWS のマイクロサービスへの増分アプリケーションリファクタリングのスタートポイントです。Refactor Spaces はインフラストラクチャ、マルチアカウントネットワーキング、ルーティングのすべてを含むアプリケーションリファクタリング環境の作成を自動化し、段階的なモダナイゼーションを実現します。Refactor Spaces を使用すると、アプリケーションのマイクロサービスへの変更や、マイクロサービスに書き込まれる新たな機能による既存アプリケーションの拡張におけるリスク低減に役立ちます。

この機能は Refactor Spaces を利用できるすべてのリージョンで利用可能です。AWS Migration Hub Refactor Spaces の詳細は、ドキュメントをご覧ください。