投稿日: Dec 19, 2022

AWS Common Runtime (CRT) ベースの SDK クライアントと Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) の Transfer Manager が、AWS SDK for Java 2.x で一般公開されました。CRT ベースの S3 クライアントは、Amazon S3 との間でオブジェクトを転送する際にスループットを最大化したいユーザーを対象としています。S3 Transfer Manager は CRT ベースの S3 クライアント上に構築された高レベルの転送ユーティリティで、ファイルディレクトリの転送や進行状況のモニタリングなどの追加機能を提供します。

CRT ベースの S3 クライアントでは、Amazon S3 のマルチパートアップロードとマルチパートダウンロードを利用することで、オブジェクト転送においてパフォーマンスと信頼性を高めることができます。S3 Transfer Manager のシンプルな API を使用すると、ローカルディレクトリを Amazon S3 に簡単にアップロードしたり、S3 バケット全体をローカルフォルダにダウンロードしたりできます。さらに、進行中の転送の進行状況をモニタリングしたり、一時停止して後で再開したりするなど、進行中の転送を管理できます。 

CRT ベースの S3 クライアントと S3 Transfer Manager の詳細については、デベロッパーガイドと Github のソースコードをご覧ください。