投稿日: Jan 25, 2023

Amazon QuickSight ピボットテーブルでは、新しいフィールド上限が設けられたことにより、これまでにない大量のデータをサポートし、さらに高度なユースケースにも対応できるようになりました。値フィールドウェルの上限が 20 から 40 に増加され、行と列で各 20 という上限は合計で 40 という上限になりました。例えば、行に 34 個のフィールドがある場合、40 個引く 34 個で最大 6 個のフィールドを列フィールドウェルに追加できます。詳細については、こちらを参照してください。

今回のフィールド上限の増加に対応するため、ピボットテーブルをより速く読み込むためのパフォーマンスの改善も開始しています。ビューポート内の全データを取得するのではなく、表示 (展開) されているフィールドのデータと、折り畳まれているフィールドに含まれる小さな値のサブセットのみを取得します。そのため、新しいクエリごとに取得されるデータは、すぐに表示可能な新しい値をレンダリングするために使用されます。データセットの複雑さによりますが、ロード時間は 2 倍から 10 倍に改善しています。 

ピボットテーブルの新しいフィールド上限とパフォーマンスの改善は、Amazon QuickSight Standard と Enterprise の両方のエディションに対応しており、QuickSight が提供されている米国東部 (オハイオおよびバージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ、ソウル、シンガポール、シドニー、東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン)、南米 (サンパウロ)、AWS GovCloud (米国西部) の各リージョンで利用できます。