投稿日: Feb 1, 2023

AWS CloudFormation StackSets において、特定のスタックセットがデプロイされたリージョンのリストの視認性を高める、新しいパラメータが DescribeStackSet API に追加されました。これにより、リージョンのリストに、管理者または委任管理者の AWS アカウントから直接アクセスできるようになりました。

スタックセットを使用すると、複数の AWS アカウントとリージョンにあるスタックを 1 回の操作でプロビジョニングし管理することができます。これまで、スタックインスタンスがデプロイされたリージョンのリストは、手動で集計するか、あるいは同様の関数向けのカスタムコードを構築する必要がありました。今回のリリースから、DescribeStackSet にあるリージョンのパラメータを使用すれば、特定のスタックセットがプログラムによりデプロイされているリージョンの、コンパイル済みリストが返されます。例えば、スタックセットが us-east-1 と eu-west-2 の 100 以上の AWS アカウントにデプロイされている場合、この新しいパラメータを使用することで配列 [“us-east-1”, “us-west-2”] が返されます。この情報を使用すれば、依存リソースやスタックのデプロイなど、将来のデプロイの戦略を策定可能です。

これらの機能は、AWS コマンドラインインターフェイスと AWS Software Development Kit (SDK) から使用できます。この機能を利用できるリージョンは、米国東部 (オハイオとバージニア北部)、米国西部 (北カリフォルニアとオレゴン)、アフリカ (ケープタウン)、アジアパシフィック (香港、ジャカルタ、ムンバイ、大阪、ソウル、シンガポール、シドニー、東京)、カナダ (中部)、Sinnet が運営する中国 (北京)、NWCD が運営する中国 (寧夏)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン、ミラノ、パリ、ストックホルム)、中東 (バーレーン)、南米 (サンパウロ)、AWS GovCloud (米国) です。