投稿日: May 15, 2023

Amazon Textract は、あらゆるドキュメントまたは画像からテキスト、手書き文字、およびデータを自動的に抽出する機械学習サービスです。ユーザーのフィードバックをもとに、基礎となる機械学習モデルを定期的に改善しながら、精度とレイテンシーの向上を進めています。AnalyzeDocument API を介して利用できるクエリ機能の品質を改善したことを本日発表します。 

クエリでは、質問と回答のペアでドキュメントから情報を指定して抽出できます。最新のクエリ機能の更新により、保険証書、補償申告書、賃借人保険契約書、支払明細書、光熱費請求書など、14 種類の新しいドキュメントのデータ抽出精度が向上しました。保険、住宅ローン、不動産といった業界のユーザーは、ビジネスプロセスでこれらのドキュメントを活用して、Textract のクエリ抽出機能を使用する際に自ずと今回の更新の利点を確認できます。 また、基礎となる機械学習モデルの機能強化を行ったことで、クエリ機能を有効にして AnalyzeDocument API を呼び出す際のレイテンシーが短縮されました。

今回の更新は、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (パリ)、AWS GovCloud (米国東部) および AWS GovCloud (米国西部) のリージョンで 2023 年 5 月 15 日 から利用できます。AnalyzeDocument のクエリ機能の利用を開始するには、こちらをクリックしてください。今回の更新によって精度が向上するドキュメントタイプのクエリの例については、こちらをクリックしてください。