投稿日: Jun 20, 2023

Amazon Corretto ナイトリービルドが Linux、Windows、Mac プラットフォームの downloads.corretto.aws でご利用いただけるようになりました。デベロッパーは、次の四半期リリースを待たずに、最新の OpenJDK コミュニティコードとバグ修正をテストできるようになります。

Corretto 8、11、17、最新の機能リリースである Corretto 20 のバイナリは、最新の安定版コードと次期リリースの OpenJDK プロジェクトの開発コードを組み合わせて構築されています。今後リリースの早期アクセスビルドも、一般公開前に利用可能になります。JVM の状態と正確性に関するアサーションを含むリリースビルドと高速デバッグビルドが利用可能です。さらに、評価、検証、テスト用に、実験プロジェクトの初期ビルドをバイナリ形式で共有する予定です。例えば、現在は Generational ShenandoahLilliput のプロジェクトがCorretto 17にバックポートされています。Generational Shenandoah Garbage Collector は世代を超えたコレクション機能を追加し、最終的にはヒープが大きく、高スループットのアプリケーションで GC の一時停止を 1 ミリ秒未満に減らすことを目指しています。Lilliput プロジェクトは Java オブジェクトヘッダーのサイズを 96 バイトから 64 バイトに減らし、将来的には 32 バイトを目標としています。これにより、メモリ負荷が軽減され、GC の一時停止が減るまたは短くなる可能性があります。Corretto バイナリに加えて、対応する機能テストと統合テストの結果が公開されているため、ビルドにまだ残っている修正や問題を誰でも確認できます。

ナイトリービルドは評価のみを目的としており、本番環境には使用しないでください。こちらからぜひフィードバックをお寄せください。