投稿日: Aug 30, 2023

Amazon Relational Database Service (RDS) for PostgreSQL は、PostgreSQL メジャーバージョン 13 と 14 の新しい信頼できる手続き型言語として Rust プログラミング言語をサポートするようになり、メジャーバージョン 15 から Rust のサポートが拡張されました。これにより、ハイパフォーマンスのユーザー定義関数を構築して PostgreSQL を拡張し、計算負荷の高いデータ処理を行う助けが得られます。

Rust は C 言語のようなコンパイル言語の性能およびリソースの効率と、安全でないメモリの使用によるリスクを制限するメカニズムを併せ持っています。PostgreSQL の信頼できるプロシージャ言語である PL/Rust はメモリ安全性を提供するので、権限のないユーザーでも、メモリを破損するソフトウェアの欠陥によってデータベースがクラッシュするリスクを最小限に抑えてデータベースでコードを実行できます。開発者は PL/Rust コードを Trusted Language Extension for PostgreSQL としてパッケージ化して Amazon RDS で実行することもできます。

aes、ctr、rand のクレートサポートを備えた PL/Rust バージョン 1.2.3 は、PostgreSQL 13.12 以降、PostgreSQL 14.9 以降、および 15.2-R2 以降を実行している Amazon RDS のデータベースインスタンスで、AWS GovCloud (米国) リージョンを含む該当するすべての AWS リージョンでご利用いただけます。

新しい Amazon RDS DB インスタンスは、AWS コンソールまたは AWS CLI から直接起動して使用を開始できます。PL/Rust の詳細については、AWS データベースブログおよび Amazon RDS ユーザーガイドをご覧ください。