投稿日: Sep 5, 2023
AWS サーバーレスアプリケーションモデル (SAM) コマンドラインインターフェイス (CLI) は、HashiCorp Terraform における SAM CLI を使ったローカルでのテストとデバッグのサポートを発表しました。AWS SAM CLI は、サーバーレスアプリケーションの構築、テスト、パッケージ化、デプロイを簡素化するデベロッパーツールです。Terraform はコードツールのインフラストラクチャで、クラウドとオンプレミスのリソースを安全かつ効率的に構築、変更、バージョン管理できます。
SAM CLI を使用して、Terraform アプリケーションで定義済みの AWS Lambda 関数と Amazon API Gateway をローカルでテストおよびデバッグできるようになりました。SAM CLI では、Terraform プロジェクトからインフラストラクチャリソース情報を読み取り、Docker コンテナでローカルに実行されている Lambda 関数と API Gateway エンドポイントを開始できます。イベントペイロードを使用して関数または API エンドポイントを呼び出すか、IDE で AWS ツールキットを使用してデバッガーをアタッチして Lambda 関数コードをステップごとに実行できます。以前は、SAM CLI は CloudFormation テンプレートのローカルでのテストとデバッグのみをサポートしていました。今回の変更により、Terraform ユーザーは Terraform プロジェクトで sam local start-api、sam local start-lambda、sam local invoke などの SAM CLI ローカルテストコマンドを使用して、開発サイクルをスピードアップできるようになりました。sam local generate コマンドを使用して、ローカルテスト用に模擬的なテストイベントを生成することもできます。
この機能は、Terraform バージョン 1.1 以降でサポートされます。この機能の詳細については、コンピューティングのブログとドキュメントをご覧ください。最新バージョンの SAM CLI をインストールするには、ドキュメントの手順をご覧ください。