投稿日: Oct 23, 2023

本日、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) はタスクスケジューリングを強化し、予測不可能な負荷のスパイクに対するアプリケーションの回復性をさらに向上させました。Amazon ECS は、コンテナまたはロードバランサーのヘルスチェックに合格しなかった異常なタスクを終了する前に、正常な代替タスクを開始するようになりました。この機能の強化により、追加の作業や構成なしで、お客様のアプリケーションの回復性が向上します。

Amazon ECS はフルマネージドのコンテナオーケストレーションサービスで、非常に安全で、信頼性が高く、スケーラブルなコンテナ化アプリケーションを簡単に実行できます。お客様はアプリケーションのコンテナまたはロードバランサーのヘルスチェックを定義して、異常のあるタスクをいつ終了して新しいタスクに置き換えるべきかを Amazon ECS スケジューラに指示することができます。予測不可能な負荷のスパイクが発生すると、ヘルスチェックにより処理中のタスクに対して偽陰性ステータスが提供される可能性があります。このように、異常タスクが中断されることにより、サービスのキャパシティが不足する可能性があります。Amazon ECS は、各異常タスクに対して置換を開始して、代替タスクが正常になるまで待ってから、古いタスクの終了を試みるようになりました。お客様は、サービスの maximumPercent (デフォルトは 200%) パラメータを設定することで、Amazon ECS が同時に開始できるタスク置換の最大数を制御できます。

この改善は、すべての AWS リージョンで使用できます。 

Amazon ECS におけるスケジューリングの概念の詳細については、こちらのドキュメントをご覧ください。