投稿日: Oct 24, 2023

本日、AWS は AWS Cloud WAN の新機能であるトンネルレス接続を発表しました。これは、グローバル SD-WAN (ソフトウェア定義 WAN) を構築するためのシンプルでよりパフォーマンスの高い方法です。この機能により、サードパーティの SD-WAN アプライアンスは、特別なトンネリングプロトコルを必要とせずに Cloud WAN とネイティブに連携できます。

オンプレミスのデータセンターや AWS へのブランチ接続を簡素化する SD-WAN テクノロジーを採用する企業のお客様が増えています。これまでの SD-WAN アプライアンスは IPsec または GRE トンネル経由で Cloud WAN と連携するものでした。トンネルレス接続を使用することで、BGP (ボーダーゲートウェイプロトコル) ピアリングをトンネルなしで使用して SD-WAN アプライアンスを Cloud WAN と連携できるようになりました。トンネルレス接続により、トンネル化のオーバーヘッドがなくなり、AWS との SD-WAN 接続の帯域幅が大きくなります (アベイラビリティーゾーンあたり最大 100 Gbps)。さらに、トンネルレスではトンネリングプロトコルの複雑さが排除され、SD-WAN と Cloud WAN の間の連携が簡素化されます。さらに、AWS グローバルネットワークインフラストラクチャを使用して、サイト間およびサイトとクラウドとの間の接続におけるプライベートで安全で信頼性の高いミドルマイルネットワークを簡単に構築できます。 

トンネルレス接続は、多くの主要な SD-WAN および Security AWS パートナーによってサポートされており、Cloud WAN を利用可能なすべての AWS リージョンで利用できます。AWS マネジメントコンソール、Amazon コマンドラインインターフェイス、および Amazon ソフトウェア開発キットを使用し、Cloud WAN 接続アタッチメントでトンネルレス接続を有効にできます。Cloud WAN アタッチメントの通常料金以外に、トンネルレスを有効にするための追加料金はかかりません。

詳細については、AWS Cloud WANの製品ページドキュメントブログ投稿をご覧ください。