投稿日: Oct 18, 2023

AWS Resource Access Manager (AWS RAM) を使用して Amazon Route 53 Application Recovery Controller (Route 53 ARC) のアカウント間でクラスターリソースを共有できるようになりました。 Route 53 ARC のクラスターは異なる AWS リージョンにある 5 つの冗長エンドポイントのセットです。API コールでこれを使用することで、複数のリージョンにまたがるアプリケーションのフェイルオーバーを管理できます。組織内の AWS アカウント間でクラスターを共有する場合、各チームは同じクラスターを個別に使用してフェイルオーバーの制御を設定し、運用できます。 

AWS RAM は、AWS のお客様が AWS アカウント間でリソースを安全に共有できるようにするためのサービスです。AWS RAM を使用すると、組織内または AWS Organizations の組織単位 (OU) 内でリソースを共有できます。Route 53 ARC でクラスターを共有すると、組織が必要とするクラスターの総数を削減できます。AWS RAM は、クラスターを共有するための一元的で管理された方法です。1 つ以上のクラスターを異なるチームで共有することで、クラスター数と全体的なコストを削減して Route 53 ARC の利点を最大限に活用できます。アカウント間でクラスターを共有すると、複数のアプリケーションを Route 53 ARC にオンボーディングするプロセスも容易になります。特に、多数のアプリケーションが複数のアカウントや運用チームに分散している場合に当てはまります。 

AWS RAM を使用して Route 53 ARC でクラスターを共有する場合、追加料金は発生しません。共有クラスターの設定を開始するには、ドキュメントを参照してください。