投稿日: Nov 28, 2023

Amazon S3 Express One Zone ストレージクラスは、1 桁ミリ秒の安定したリクエストレイテンシーを必要とするパフォーマンスが重要なアプリケーションに最も速いクラウドオブジェクトストレージを提供することを目的として構築されています。 S3 Express One Zone は、S3 Standard と比較してデータアクセス速度が 10 倍向上し、リクエストコストが 50% 削減されます。機械学習トレーニング、インタラクティブ分析、メディアコンテンツ作成などのワークロードで、1 桁ミリ秒のデータアクセス速度と、高い耐久性、高い可用性を実現できます。

S3 Express One Zone では、新しいバケットタイプの S3 ディレクトリバケットを使用して、1 秒間に数十万件のリクエストをサポートし、最適化された専用のハードウェアとソフトウェアを使って低レイテンシーを実現しています。これまで S3 データを保存する特定の AWS リージョンを選択できていましたが、S3 Express One Zone では、AWS リージョン内の特定の AWS アベイラビリティーゾーンを選択してデータを保存できます。ストレージを同じアベイラビリティーゾーン内のコンピューティングリソースと同じ場所に配置して、パフォーマンスをさらに最適化することもできます。これにより、コンピューティングコストを削減し、ワークロードをさらに速く実行できるようになります。S3 Express One Zone を使用すると、Amazon SageMaker モデルトレーニング、Amazon Athena、Amazon EMR、AWS Glue データカタログなどのサービスで AI、機械学習、分析のワークロードの速度を向上させることができます。 

S3 Express One Zone は、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (ストックホルム)、アジアパシフィック (東京) の AWS リージョンで一般提供されます。

S3 Express One Zone の使用を開始するには、S3 コンソールまたは AWS CLI でディレクトリバケットを作成し、そのバケットにオブジェクトをアップロードしてください。S3 バッチオペレーションを使用して、コピージョブを大規模に実行してディレクトリバケットにデータを追加するか、既存のバケットからディレクトリバケットにデータを自動的にインポートできます。詳細については、製品ページドキュメントリリースのブログをご覧ください。