投稿日: Nov 7, 2023

本日、AWS は、AWS Fault Injection Simulator (FIS) のシナリオとスケジュールされた実験の一般提供を発表しました。  シナリオは、アプリケーションが実行されているコンピュートリソースの中断など、お客様がアプリケーションの回復力をテストするために適用できるイベントや条件を定義します。シナリオは AWS によって作成され、所有されており、あらかじめ定義されたターゲットとフォールトアクション (例えば、Amazon EC2 インスタンスの CPU 負荷を 90% から 100% に徐々に増加させる) を提供することで、想定されるアプリケーションの障害に対して、細分化されていない負荷作業を最小限に抑えます。

シナリオは FIS コンソールのシナリオライブラリを通じて提供され、FIS 実験テンプレートを使用して実行されます。シナリオを使用して実験を実行するには、ライブラリからシナリオを選択し、それを実験テンプレートにコピーして、ワークロードの詳細を指定するだけです。各シナリオには、詳細な説明と、実験中のアプリケーションの応答を測定するための推奨メトリックが含まれており、アプリケーションの耐障害性の長期的な改善に役立ちます。また、基礎となるインフラストラクチャをプロビジョニングしたり管理したりすることなく、FIS 実験を前もってスケジュールし、単発または定期的に実行するためのオプションも利用できるようになりました。 

FIS シナリオは、AWS GovCloud (米国) リージョンを含む、FIS が利用可能なすべての AWS リージョンで、追加費用なしで利用できるようになりました。スケジュールされた実験は、AWS GovCloud (米国) リージョンを除く、FIS が利用可能なすべての AWS リージョンで、追加費用なしで利用できるようになりました。 

新しい FIS シナリオと実験を開始するには、AWS マネジメントコンソールで FIS にログインするか、ドキュメントをご覧ください。