投稿日: Nov 22, 2023

本日、AWS Distro for OpenTelemetry (ADOT) でログの一般提供を開始することを発表いたします。ADOT は、OpenTelemetry プロジェクトのセキュアで本番環境に対応した、AWS サポートのディストリビューションです。今回のリリースにより、お客様は ADOT コレクターとサポートされている OpenTelemetry SDK (Java、JavaScript、.NET、Python 向け) を使用してログを収集し、Amazon CloudWatch や、Amazon OpenSearch (AOS) などの OpenTelemetry Protocol (OTLP) をサポートしているバックエンドにログを送信できます。

お客様は、ADOT を使用して Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) や Amazon Elastic Container Service (ECS) で実行しているコンテナ化された AWS ワークロードから標準化された方法ですべてのテレメトリデータを収集できるようになりました。Filelog レシーバーAWS CloudWatch Logs エクスポーターのサポートを ADOT コレクターに追加することで、信頼性の高い方法でアプリケーションのログを収集し、オブザーバビリティバックエンドに取り込むことができます。今回のリリースで AWS ではセキュリティパッチを提供し、ログ記録のユースケースをサポートします。例えば、EKS アドオンを使用して、EKS クラスターで ADOT コレクターを設定すると、Syslog、Log4j などのさまざまなソースからログを収集できます。同時に、OpenTelemetry のセマンティック規約に基づくすぐに使えるメタデータの強化を利用できます。これにより、ログとメトリクスの関連付けやログとトレースの関連付けを向上させることができます。

ADOT コレクターの最新バージョンは、AWS CloudFormation テンプレート、AWS コマンドラインインターフェイス、kubectl コマンド、ADOT EKS アドオンを使用して設定およびデプロイできます。ADOT の詳細については当社のドキュメントをご覧ください。また、コレクターのコンテナイメージは ECR パブリックレジストリから入手してください。