投稿日: Dec 20, 2023

本日、Amazon EKS はアップグレードに関するインサイトの一般提供を発表します。この新しい機能では、クラスターを新しい Kubernetes バージョンにアップグレードするうえで影響する可能性がある問題に関するインサイトを取得できます。アップグレードに関するインサイトは、EKS が数十万の Kubernetes クラスターを管理する過程で学んだベストプラクティスに基づいて構築されます。EKS の API とコンソールを使用することで、環境内で検出されたアップグレードの準備に関する問題を、EKS がサポートする将来のすべての Kubernetes バージョンと比較していつでも確認できます。

Kubernetes は速いペースで進化を続けるオープンソースプロジェクトであり、年間 3 回リリースされます。そのため、Kubernetes クラスターの運用においてアップグレードは日常的に行われます。EKS のアップグレードに関するインサイトでは、クラスターを自動的にスキャンし、Kubernetes バージョンのアップグレードに影響する可能性がある問題のリストと照合します。EKS は、Kubernetes プロジェクトの変更点、および新しいバージョンで EKS サービスに導入される変更点の評価に基づき、実行するインサイトチェックのリストを定期的に更新します。EKS のアップグレードに関するインサイトにより、問題が明確になり、推奨される修正事項が提供されるため、新しい Kubernetes バージョンへのアップグレードのテストと検証のプロセスを加速できます。

EKS のアップグレードに関するインサイトのステータスは、本日より、AWS GovCloud (米国) リージョン、中国 (Sinnet が運営する北京) リージョン、中国 (NWCD が運営する寧夏) リージョンを除く、すべての AWS リージョンの EKS クラスターすべてについて確認できます。開始するには、EKS のドキュメントを参照してください。この機能の詳細については、リリースブログを参照してください。