投稿日: Jan 12, 2024

ホスト型コントロールプレーン (HCP) デプロイモデルを備えた Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) の一般提供を開始しました。従来の ROSA デプロイモデルでは、ROSA コントロールプレーンの実行に必要な AWS インフラストラクチャが AWS アカウントでホストされます。今回の一般提供により、サービスアカウントでホストおよび管理されるコントロールプレーンを備えた ROSA クラスターを作成できるようになりました。ROSA クラシックと同様に、HCP を備えた ROSA クラスターでは、ワーカーノード vCPU ごとにオンデマンドサービス料金が発生します。また、クラスター時間ごとにオンデマンドサービス料金が発生します。HCP を備えた ROSA の前払い契約を ROSA コンソールから任意でご購入いただくと、サービス料金の割引が適用されます。

HCP を備えた ROSA を使用すると、ROSA の実行コストの削減、クラスターの作成時間の短縮、バージョンアップグレードの柔軟性の向上を実現できるほか、AWS 管理ポリシーを使用して ROSA の IAM サービスロールに狭い範囲のアクセス許可を付与できます。HCP を備えた ROSA では、ROSA コントロールプレーンが AWS 上の Red Hat によってホストおよび管理されるため、ROSA クラスターの実行コストを削減できます。これにより、アカウントに対して行われたアクションが ROSA コントロールプレーンの機能低下につながるリスクを軽減できます。この新しいデプロイモデルでは ROSA クラスターの作成時間が短縮され、コントロールプレーンとワーカーノードマシンプールの OpenShift バージョンのアップグレードを個別にスケジュールできます。 

現時点で、HCP を備えた ROSA は、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ジャカルタ)、アジアパシフィック (メルボルン)、アジアパシフィック (シドニー)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド) の AWS リージョンでご利用いただけます。

HCP を備えた ROSA を使い始めるには、「HCP を備えた ROSA を開始する」を参照してください。