投稿日: Apr 3, 2024

本日、AWS は AWS Clean Rooms ML の一般提供を発表しました。これにより、企業は機械学習 (ML) を適用して、未加工データをパートナーと共有することなく、データコラボレーションにおける予測インサイトを得ることができます。この機能は、企業が類似セグメントを作成するのに役立つ ML モデルでリリースされます。AWS Clean Rooms ML の類似モデリングを使用すると、自らのデータを利用して独自のカスタムモデルをトレーニングできるほか、少量のレコードサンプルをコラボレーションで利用できるようにパートナーを招待することもできます。これにより、目的別プライバシーコントロールを使用して基礎となるデータを保護しながら、類似レコードの拡張セットを生成できます。AWS Clean Rooms ML は、医療、金融サービス、旅行と接客などに向けた ML の共同ユースケースを可能にします。

さまざまな業界の組織が、消費者のプライバシーと知的財産を保護しながら、顧客の獲得やビジネスプロセスの改善に役立つインサイトを引き出すためにデータを活用するよう努めています。AWS Clean Rooms ML 類似モデリングを使用すると、機密データを共有したり交換したりすることなく、パートナーと協力して ML を活用した類似セグメントを作成できます。たとえば、コンシューマーブランドはメディアパブリッシャーと連携して、機密データを共有したりアップロードしたりすることなく、既存の優良顧客と似た新しい顧客を見つけることができるようになりました。同様に、医療機関のお客様は、希望する特性を持つ参加者のシードリストを使用して、臨床試験や医学研究の参加者を募集できます。AWS Clean Rooms ML を使用すれば、トレーニング済みのモデルの完全な制御と所有権を保持できます。また、自社とパートナーがモデルの予測結果を調整できる直感的なコントロールを使用できます。

e コマースやストリーミング動画などのさまざまなデータセットで構築され、テストされている AWS Clean Rooms ML は、類似モデリングの精度を、代表的な業界ベースラインと比較して最大 36% 向上させることができます。

AWS Clean Rooms ML は、こちらの AWS リージョンで AWS Clean Rooms の機能として利用できます。詳細については、「AWS Clean Rooms ML」をご覧ください。