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AWS でモダンなデータ分析ソリューションを構築する方法を学ぼう!

この記事は、2022 年 10 月 27 日に Rohan Patil によって投稿された Learn how to build Modern Data Analytics Solutions on AWS を翻訳したものです。


Building Modern Data Analytics Solutions on AWS」と呼ぶトレーニングシリーズでは、データ分析チームのメンバーや開発者が AWS でモダンデータ分析ソリューションを構築する方法を学ぶことができます。具体的には、データのローディング、データの保存、ビッグデータ分析、データレイク、ストリーミング分析、ビジネスインテリジェンス、機械学習(ML)を AWS でどのように実現するのかを学びます。

データ量は前例のない速度で増加しており、テラバイト規模からペタバイト規模、時にはエクサバイトへと爆発的に増加しています。従来のオンプレミスのデータ分析アプローチでは、十分にスケールできず、コストがかかりすぎるため、これらのデータ量を処理することが困難です。そのため、多くの企業は、モダンなデータ分析ソリューションを AWS クラウドに構築することを検討しています。AWS はあらゆるデータ分析のニーズに適合する最も幅広い分析サービスを提供し、あらゆる規模や業種の組織がデータを活用してビジネスを変革することを可能にします。

データおよびデータ分析を AWS クラウドに移行することで、データ量やサーバーの処理能力の容量計画やサーバー・ストレージ・データセンターの運用が不要になります。AWS のサービスは大量のデータに対して十分にスケールし、従量課金でご利用いただけるため、データ分析における試行錯誤の俊敏性を高めながら、コストを最適化することが可能です。

データを活用してイノベーションを成功させ、ビジネスを変革するためには、高度なスキルを持つデータアーキテクト、データエンジニア、デベロッパーが必要です。これらのスキルを持つ人材は、今日の市場では不足しており、なかなか雇用することは難しいため、既存の従業員がスキルアップするためのトレーニングプログラムを検討する必要があります。製造、金融、ヘルスケアなど、さまざまな業界のビジネス意思決定者を対象に、エンタープライズ戦略グループが 2022 年に行った調査によると、94 % の組織が AWS トレーニングを受講したことによって競争力が高まったと回答しています。

モダンデータアーキテクチャとは?

モダンデータアーキテクチャは、あらゆるケースに利用できる分析アプローチを採用することは最終的に妥協につながるという考え方を踏まえたものとなっています。これは、単にデータレイクをデータウェアハウスと統合するというよりは、データレイク、データウェアハウス、および専用ストアを統合して、統一的なガバナンスと簡単なデータ移動を可能にすることを意味します。AWS でモダンデータアーキテクチャを利用すると、お客様は、スケーラブルなデータレイクを迅速に構築し、目的に応じたデータサービスを幅広く深く利用し、統一されたデータアクセス、セキュリティ、ガバナンスによってコンプライアンスを確保できます。また、パフォーマンスを損なうことなく低コストでシステムをスケールし、組織の境界を超えてデータを容易に共有することで、大規模な意思決定をスピードと俊敏性をもって行うことができます。

そこで、「Building Modern Data Analytics Solutions on AWS」トレーニングシリーズの登場です。AWS のエキスパートである認定トレーナーが、お客様の組織の可能性を引き出すための知識とスキルの習得をサポートします。

トレーニングシリーズについて

Building Modern Data Analytics Solutions on AWS」トレーニングシリーズは、以下の 1 日の中級レベルコースで構成されています。

  • Building Data Lakes on AWS

Building Data Lakes on AWS コースでは、構造化データと非構造化データの両方の分析をサポートするデータレイクを構築する方法を学びます。サーバーの構築と運用が不要な AWS サーバーレスサービスのみでデータレイクを構築し、データを分析・可視化する方法を講義とハンズオン形式で学びます。コースで扱う AWS サービスは、データを抽出・変換し、データカタログの作成・管理を行う AWS Glue や、データレイクの構築と運用を一元的に支援する AWS Lake Formation、SQL で分析が可能な Amazon Athena、可視化を行う Amazon QuickSight です。

  • Building Data Analytics Solutions Using Amazon Redshift

Building Data Analytics Solutions Using Amazon Redshift コースでは、データウェアハウスサービスである Amazon Redshift を使用したデータ分析ソリューションの構築方法を学びます。このコースでは、データ分析パイプラインにおけるデータ収集、取り込み、カタログ化、ストレージ、および処理コンポーネントに焦点を当てます。Amazon Redshift をデータレイクと統合し、データ分析と機械学習のワークロードをサポートする方法を学びます。また、セキュリティ、パフォーマンス、およびコスト管理のベストプラクティスを Amazon Redshift の運用に適用する方法を学びます。

  • Building Batch Data Analytics Solutions on AWS

Building Batch Data Analytics Solutions on AWS コースでは、Amazon EMR と AWS Glue を使用してバッチデータ分析ソリューションを構築する方法を学習します。Amazon EMR は、Apache Spark や Apache Hive などの分散アプリケーションを使用して、大量のデータをコスト効率よく処理できる、マネージド Apache Hadoop サービスを提供します。AWS Glue は、データ分析、機械学習、アプリケーション開発のためのデータの収集、準備、結合を容易にするサーバーレスデータ統合サービスです。このコースでは、データ分析パイプラインのデータ収集、取り込み、カタログ化、ストレージ、および処理コンポーネントに焦点を当てます。Amazon EMR と AWS Glue をデータレイクと統合し、データ分析と機械学習のワークロードをサポートする方法を学習します。また、セキュリティ、パフォーマンス、およびコスト管理のベストプラクティスを Amazon EMR と AWS Glue の運用に適用する方法を学びます。

  • Building Streaming Data Analytics Solutions on AWS

Building Streaming Data Analytics Solutions on AWS コースでは、Amazon Kinesis と Amazon Managed Streaming for Apache Kafka(Amazon MSK)を含む AWS サービスを使用して、ストリーミングデータ分析ソリューションを構築する方法を学習します。Amazon Kinesis は、スケーラビリティと耐久性を備えたリアルタイムデータストリーミングサービスです。Amazon MSK は、マネージドで可用性の高い Apache Kafka サービスを提供します。Amazon Kinesis と Amazon MSK が、AWS Glue や AWS Lambda などの AWS サービスとどのように統合されるかを学びます。このコースでは、データ分析パイプラインのストリーミングデータの取り込み、保存、および処理コンポーネントを扱います。また、Kinesis とAmazon MSK の運用にセキュリティ、パフォーマンス、コスト管理のベストプラクティスを適用する方法を学びます。

コースのベストプラクティス

このトレーニングシリーズに含まれるコースは、必要に応じて任意の順序または組み合わせで、お客様の都合に合わせてスケジュールを組んで受講することが可能です。まずは Building Data Lakes on AWS から始めて、他のコースに進むのがスキル習得にはベストな方法です。

受講前に、以下の基礎コースを受講されることを強くお勧めします:AWS Technical Essentials または Architecting on AWS

AWS Certified Data Analytics – Specialty に挑戦しませんか?

AWS データ分析サービスに関する専門知識を有していることを証明する、業界で認知された資格である、AWS Certified Data Analytics – Specialty 認定の取得を検討することをお勧めします。「Building Modern Data Analytics Solutions on AWS」トレーニングシリーズでは、データレイク、バッチおよびストリーミングデータ分析、データウェアハウスに関するデータの取り込み、保存、処理について学習します。認定資格取得の準備に役立つ追加情報は、こちらでご確認ください。

コース開催予定

Building Modern Data Analytics Solutions on AWS」 のクラスルームコースの 1 つまたは複数を確認し、登録することができます。データ分析に関する AWSトレーニングと認定資格の詳細については、「データ分析」のページを参照してください。

  • 2022/11/15 追記(英語原文にて): AWSパートナーの皆様、朗報です。このコースコレクションは、無料のAWSパートナートレーニングのカタログの一部として提供されるようになりました。お客様が利用している最新の AWS Data and Analytics Services に関するスキルを身につけ、迅速、機敏により良い意思決定ができるようにしましょう。無料の Building Modern Data Analytics Solutions on AWS コースコレクションでは、お客様のニーズに合わせて、特定の AWS サービスに関する適切なトレーニングを選択することができます。 Building Modern Data Analytics Solutions on AWS パートナークラスで各種コースがご希望の言語で提供されているかご確認ください。

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翻訳は Senior Technical Trainer の 大塚康徳 が担当しました。