Amazon CodeCatalyst サービスレベル契約
最終更新:2022 年 11 月 29 日
本 Amazon CodeCatalyst サービスレベル契約(「SLA」)は、Amazon CodeCatalyst(「Amazon CodeCatalyst」)の利用に適用される方針であり、Amazon CodeCatalyst を利用する各アカウントに個別に適用される。本 SLA の契約条件と、AWS カスタマーアグリーメントまたは利用者による本サービスの利用に適用される当社と利用者との間の他の契約(「本件契約」)の契約条件の間に齟齬がある場合は、かかる齟齬の範囲に関してのみ、本 SLA の契約条件が適用される。本 SLA において使用する用語(英文では大文字で始まるもの)のうち、本 SLA で定義されていないものは、本件契約で定められた意味を有するものとする。
サービスコミットメント
AWS は、Amazon CodeCatalyst を、毎月の請求期間において、各 AWS リージョンで、以下の表に示す月間稼働率で利用可能にするため、商業上合理的な努力を払う(「サービスコミットメント」)。Amazon CodeCatalyst がサービスコミットメントを満たさない場合、利用者は以下のとおりサービスクレジットを受け取る資格を有する。
サービスクレジット
サービスクレジットは、以下の表に従って、サービスコミットメントが満たされなかった月次請求期間について、影響を受けた AWS リージョンにおける Amazon CodeCatalyst に対し利用者が支払った料金総額の定率として計算される。
月間稼働率 | サービスクレジット率 |
99.0%以上、99.9%未満 | 10% |
95.0%以上、99.0%未満 | 30% |
95.0%未満 | 100% |
サービスクレジットは、Amazon CodeCatalyst について今後別途請求される支払いに対してのみ適用される。当社はその裁量において、利用不可状態が発生した請求期間の支払いの際に利用者が使用したクレジットカードに対して、サービスクレジットを発行することができる。サービスクレジットは、利用者に対し、AWS から返金その他の支払いを受ける権利を与えるものではない。サービスクレジットは、該当する月次請求期間の当該クレジット金額が 1 米ドル($1 USD)を超える場合のみ適用され、発行される。サービスクレジットは譲渡できず、また他のアカウントに充当することはできない。本件契約に別段の規定がない限り、Amazon CodeCatalyst の提供における当社の利用不可状態、パフォーマンスの不実行、その他不履行が生じた場合、利用者の唯一かつ排他的な救済は、本 SLA の契約条件に従いサービスクレジット(該当する場合)を受け取ることである。
クレジットの請求および支払手続
サービスクレジットを受け取るには、AWS サポートセンターでケースを作成することにより、請求(リクエスト)を提出する必要がある。対象となるには、インシデント発生後、2 回目の請求期間の末日までに、以下の情報を添えてクレジットのリクエストを当社に提出しなければならない。
- 件名に「SLA Credit Request(SLA クレジットリクエスト)」という文言
- 利用者が請求する各利用不可インシデントの日時ならびに影響を受けた AWS リージョンおよびサービス名
- エラーを記録し、利用者が主張する停止を裏付けるリクエストログ(これらのログ内の機密情報または機微性の高い情報は削除するかアスタリスク(*)で置き換えること)
かかるクレジットリクエストに関する月間稼働率を当社が確認し、サービスコミットメント未満であった場合、当社は、リクエストが行われた月の翌請求期間内に利用者にサービスクレジットを発行する。上記要件を満たすリクエストおよびその他の情報を提供しなかった場合、利用者はサービスクレジットを受け取る権利を失う。
Amazon CodeCatalyst SLA 例外事由
サービスコミットメントは、以下のいずれかの場合(以下、総称して「Amazon CodeCatalyst SLA 例外事由」という)、いかなる Amazon CodeCatalyst の利用不可状態、停止もしくは終了、またはその他の Amazon CodeCatalyst のパフォーマンス上の問題にも適用されない。(i)不可抗力事由もしくは Amazon CodeCatalyst の責任分界点を超えるインターネットアクセスもしくは関連する問題を含む、当社の合理的支配の及ばない要因に起因する、(ii)リカバリーボリュームに応答しないことを含む、利用者もしくは第三者の作為もしくは不作為に起因する、(iii)AWS サイトのAmazon CodeCatalyst ドキュメントに記載されたガイドラインおよびベストプラクティスに従っていないことに起因する、(iv)利用者の装置、ソフトウェアもしくはその他のテクノロジー、および/もしくは第三者の装置、ソフトウェアもしくはその他のテクノロジーに起因する(当社が直接管理する第三者の装置を除く)、または、(v)本件契約に従った、Amazon CodeCatalyst を利用する利用者の権利の停止もしくは終了に起因する。当社の月間稼働率の計算に使用される要因以外の要因が可用性に影響を与えている場合には、当社はその裁量において、かかる要因を考慮してサービスクレジットを発行することができる。
定義
- 「アベイラビリティゾーン」および「AZ」とは、AWS リージョン内の隔離された区分を意味し、AWS リージョンコードの後に続く 1 文字の識別子で特定される(例:us-west-1a)。
- 「月間稼働率」は、当該月において、Amazon CodeCatalyst が利用不可状態となっていた時間(分)のパーセンテージを 100% から減じて計算する。月間稼働率の測定では、Amazon CodeCatalyst SLA 例外事由に直接的または間接的に起因する利用不可状態を除外する。
- 「サービスクレジット」とは、対象となるアカウントに付与されることのある、上記の規定により計算されたドル建てのクレジットをいう。
- 「利用不可」および「利用不可状態」とは、以下の状態を意味する。
- 同一の AWS リージョン内の 2 つ以上の AZ(または AWS リージョンに AZ が 1 つしかない場合は、その AZ と、別の AWS リージョン内の AZ)に同時に配備されている該当するすべての稼働中のインスタンスまたはタスクが外部との接続を失う状態
- 同一の AWS リージョン内に配備された 2 つ以上の AZ(または AWS リージョン内に AZ が 1 つしかない場合は、その AZ と、別の AWS リージョン内の AZ)に接続するサービス利用者のボリュームのすべてにおいて読み取り/書き込み入出力の実行がゼロ(0)となり、キュー内に保留中の入出力が存在する状態
- 同一の AWS リージョン内の 2 つ以上の AZ(または AWS リージョンに AZ が 1 つしかない場合は、その AZ と、別の AWS リージョン内の AZ)に同時に配備されている該当するすべての稼働中のインスタンスまたはタスクが外部との接続を失う状態