Network Load Balancer

伝送制御プロトコル、ユーザーデータグラムプロトコル、およびトランスポート層セキュリティトラフィックを高パフォーマンスで負荷分散します。

Network Load Balancer は接続レベル (レイヤー 4) で動作し、接続を、IP プロトコルデータに基づいて Amazon VPC 内の Amazon EC2 インスタンス、マイクロサービス、コンテナといったターゲットにルーティングします。TCP および UDP 両方のトラフィックの負荷分散に最適な Network Load Balancer では、きわめて低いレイテンシーを維持しながら 1 秒間に数百万件ものリクエストを処理できます。Network Load Balancer は、アベイラビリティーゾーンごとに単一の静的 IP アドレスを使用しながら、突発的で不安定なトラフィックパターンに対処できるよう最適化されています。また、Auto Scaling、Amazon EC2 Container Service (ECS)、Amazon CloudFormation および AWS Certificate Manager (ACM) といった他の AWS のサービスと統合されています。

特徴

コネクションベースのレイヤー 4 ロードバランシング
TCP および UDP 両方のトラフィックの負荷を分散し、Amazon EC2 インスタンス、マイクロサービス、コンテナといったターゲットに接続をルーティングできます。

TLS のオフロード
Network Load Balancer は、クライアント TLS セッション終了をサポートします。これにより、バックエンドアプリケーションのソース IP アドレスを保持しながら、TLS 終了タスクをロードバランサーにオフロードできます。TLS リスナーの定義済みのセキュリティポリシーから選択して、コンプライアンスとセキュリティ標準を満たすことができます。サーバー証明書の管理には、AWS Certificate Manager (ACM) または AWS Identity and Access Management (IAM) を使用できます。

SNI を使用すると、単一の TLS リスナーを使用して複数の安全なウェブサイトを提供できます。クライアントのホスト名が複数の証明書と一致する場合、ロードバランサーはスマート選択アルゴリズムに基づいて使用に最適な証明書を選択します。

スティッキーセッション
スティッキーセッション (ソース IP アフィニティ) は、同一のクライアントから同一のターゲットにリクエストをルーティングするメカニズムです。維持設定はターゲットグループレベルで定義されます。

低レイテンシー
Network Load Balancer では、レイテンシーの影響を受けやすいアプリケーションに対し、きわめて低いレイテンシーを維持できます。

送信元 IP アドレスの保持
Network Load Balancer ではクライアント側の送信元 IP が保持されるため、クライアントの IP アドレスをバックエンドで参照できます。この情報をアプリケーションで使用して、他の処理を実行できます。

静的 IP のサポート
Network Load Balancer では、アベイラビリティーゾーン (サブネット) ごとに 1 つの静的 IP が自動的に提供されます。これは、ロードバランサーのフロントエンド IP としてアプリケーションで使用可能です。

Elastic I IP のサポート
Network Load Balancer では、アベイラビリティーゾーン (サブネット) ごとに 1 つの Elastic IP を割り当てることもできます。これにより、独自の固定 IP が提供されます。

DNS フェイルオーバー
Network Load Balancer に登録されているターゲットの中で正常に動作しているものがない場合、または、指定されたゾーンの Network Load Balancer ノードで異常が発生している場合、トラフィックは Amazon Route 53 によって他のアベイラビリティーゾーンのロードバランサーノードに転送されます。

Amazon Route 53 との統合
Network Load Balancer が応答しない場合、Route 53 との統合により、使用できないロードバランサーの IP アドレスはサービスから削除され、トラフィックが別のリージョンの Network Load Balancer に転送されます。

AWS のサービスとの統合
Network Load Balancer は、Auto Scaling、Elastic Container Service (ECS)、CloudFormation、Elastic BeanStalk、CloudWatch、Config、CloudTrail、CodeDeploy、AWS Certificate Manager (ACM) といった他の AWS のサービスと統合されています。

存続期間の長い TCP 接続
Network Load Balancer は存続期間の長い TCP 接続をサポートしており、WebSocket タイプのアプリケーションに最適です。

統一 API のサポート
Network Load Balancer では、Application Load Balancer と同じ API を使用します。これにより、同一の Amazon EC2 インスタンスにある複数のポートで、ターゲットグループ、ヘルスチェック、負荷分散機能を使用し、コンテナ化されたアプリケーションをサポートできます。

ゾーンごとの分離
Network Load Balancer は、単一のゾーン内のアプリケーションアーキテクチャ向けに設計されています。アベイラビリティーゾーンで障害が発生した場合、他の正常なアベイラビリティーゾーンに対するフェイルオーバーを自動的に実行できます。AWS では、複数の AZ でロードバランサーとターゲットを設定して高可用性を実現することを推奨していますが、さらに単一のアベイラビリティーゾーンで Network Load Balancer を有効にすることで、ゾーンごとの分離を必要とするアーキテクチャをサポートできます。

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