創業以来、医薬品や臨床検査薬などの製造、販売を手がける塩野義製薬株式会社。創薬型製薬企業である同社にとって、大量のコンピューティングリソースを使ったシミュレーションが欠かせません。これまではオンプレミス環境で実施してきましたが、リソースに限りがあるためジョブがひっ迫していました。そこでアマゾン ウェブ サービス(AWS)を採用し、計算リソースを必要に応じて柔軟に確保できるハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)環境を構築。オンプレミス比で数倍から 10 倍以上に計算時間を短縮できただけでなく、病気の原因となるタンパク質と効果を示す化合物の最適な組み合わせを見つけるバーチャルスクリーニングにおいて、既存環境では困難であった数億規模の計算を実現しました。