AWS は我々のニーズに対して、他のクラウド事業者に勝るスピード、スケーラビリティ、信頼性、グローバル展開、パートナーコミュニティ、そして幅広く奥深いサービスを提供してくれます。
Pete Samara イノベーションとデジタル技術のディレクター

フォーミュラワングループ (フォーミュラ 1) は、21 か国で開催する国際自動車連盟 (FIA) 主催の自動車レースシリーズ、F1 世界選手権 (FIA Formula One World Championship) の推進役を担っています。このレースではプロレースドライバーがカスタムトラックや市街地でシングルシートカーのレースを繰り広げ、世界選手権タイトル獲得を目指します。F1 レースには世界中に 5 億人を超えるファンがおり、2017 年には 18 億 USD の総収益を挙げました。

F1 レース

フォーミュラワンではクラウドへの移行を加速させるため、インフラストラクチャの大部分をオンプレミスのデータセンターから AWS へ移行し、AWS の機械学習サービスとデータ分析サービスの標準化を進めています。フォーミュラワンは AWS と連携し、Amazon SageMaker、イベント駆動型サーバーレスのコンピューティングサービス AWS Lambda、AWS 分析サービスなど、さまざまな AWS サービスを通じてレース戦略、データ追跡システム、デジタル放送を強化します。このように AWS サービスが提供する新しいレースメトリクスを用いて、ファンとレーシングチームにこれまでとは違うレース体験をもたらします。 

F1 は、データ駆動型のスポーツです。各レースでは、各車両に搭載された 120 個のセンサーが 3 GB のデータを生成し、毎秒 1,500 データポイントが生成されます。フォーミュラワンのデータサイエンティストは Amazon SageMaker を活用して、過去 65 年間で蓄積されたレースデータを使い深層学習モデルをトレーニングします。それによって重要なレースパフォーマンス統計を抽出し、レース予測を行い、チームやドライバーが採用する瞬時の判断や戦略に対する分析情報をファンに提供します。

フォーミュラワンは Amazon Kinesis を使ってリアルタイムのレースデータをストリーミングしているため、各マシンが F1 サーキットのカーブを曲がるごとに主要なパフォーマンスデータを取り込み処理できます。さらに、Amazon SageMaker を使った高度な機械学習を活用して、ドライバーがどんなパフォーマンスをしているか、限界点までパフォーマンスを出しているかなどを正確に把握できます。こういった分析情報をテレビ放送やデジタルプラットフォームを通じて共有することで、ファンは応援しているチームやドライバーの内部の動きを知ることができます。フォーミュラワンは映像資産のワークフローを動かすのにも AWS Elemental メディアサービスを選択しています。

「AWS は我々のニーズに対して、他のクラウド事業者に勝るスピード、スケーラビリティ、信頼性、グローバル展開、パートナーコミュニティ、そして幅広く奥深いサービスを提供してくれます」、フォーミュラワンのイノベーションとデジタル技術のディレクター、Pete Samara 氏はそう述べています。「Amazon SageMaker などの機械学習サービスを活用すると、強力な分析情報と予測をリアルタイムでファンに提供することができます。また、フォーミュラワンのモータースポーツ部門が AWS のスケーラブルな環境で高性能コンピューティングワークロードを活用できるのも素晴らしいことです。これにより、F1 用の新車のデザインルールを開発する時に、エアロダイナミクス (空力性能) チームが実行できるシミュレーションの数と品質が大幅に向上します。」

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