株式会社 全農ビジネスサポートは、JA全農グループに対して管財関係のサービスを提供する全農管財株式会社と、情報サービスを提供する株式会社全農情報サービスが 2005年に合併して誕生した全農100%出資の子会社です。会計システムを稼働させるインフラを検討するにあたり、クラウドがグループ企業のIT基盤と してクラウドが有効な解決策になり得る、という見解を得ていたことから、AWS クラウドを基盤にした環境構築の検討を始めました。

その結果、セキュリティとコストの両立を図るために「仮想プライベートクラウド」によるシステム構築・運用を選択しました。この選択に より2008年からAWSに特化してクラウドのインテグレーションサービスを提供するサーバーワークス社のソリューション、「Amaozn VPCスターターパック」を利用することとなりました。

クラウド上に会計といった重要な企業情報を置いてもよいものか懸念を持っていましたが、 Amazon VPCがそれを解消する大きな原動力となりました。Amazon VPCによってグローバルIPアドレスを利用する必要がなくなったことで、ネットワーク上のセキュリティについてはリスクがほぼクリアにできたと判断しま した。ただ物理的にサーバーに不正アクセスされてしまっては元も子もないという意見もありました。そこで当社では、サーバーワークス社と協力して、AWS の物理的なセキュリティについても厳密なアセスメントを実施し、その結果、高いセキュリティレベルにあると判断し、AWSの導入を決定いたしました。

AWS を安全と判断した理由は以下のような点でした。

ISO 27001 や ISAE3402(SAS70 Type Ⅱ)、PCIDSS などの第三者認証を受けており、高度なセキュリティレベルを実現している。

AWSのエンジニアがOS内部にアクセスできない機構を用意するなど厳密なセキュリティポリシーを適用しており、そうしたセキュリティについてはホワイトペーパーで詳細に公開されている。(※AWS ホワイトペーパー)

 

 

株式会社 全農ビジネスサポート 様 システム構成図

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実際に利用してみた結果、プライベートクラウドと5年のTCO(総所有コスト)比較を実施し、コストメリットも認められました。既存のソフトウェア ライセンスの持ち込み(BYOL=Bring Your Own License)ができるのも大きな特徴で、今回のシステムでは、Oracle DBをBYOLでクラウド上に持ち込んでいます。また、AWSを利用するメリットとしてサーバ等の資産を購入する必要がないため、財務諸表上オフバランス できるという点も、経営陣から評価されています。

全農ビジネスサポートはシステム開発を行う企業であるため、クラウドを扱う為に十分な技術力も有していますが、基幹システムへの適用という ことで、企業システムでのクラウド導入に多くの実績を持つインタグレーターの支援を受けることにしました。今回のシステム移行、導入にあたっては Amazon VPCの構築に多くの実績を持つ専門型クラウドインテグレーターのサーバーワークス社に支援を依頼。そのサポートは大変役に立ち、特にセキュリティを高め つつ可用性を高める方法など、高度な技術を要する点については安心して任せることができました。

Amazon VPCを使った場合、VPNによる接続を追加するだけでグループ企業共通で利用することができるのは大きなメリットと考えています。
今後はグループ企業にもIT基盤のメニューの一つとして推進いく予定ですが、まずはグループ企業の先陣を切って全農ビジネスサポートが、Amazon VPCによって基幹システムを稼働しているため、条件が合う案件についてはグループ企業に対しても積極的に提案できると考えています。

 

 

- 株式会社全農ビジネスサポート 情報サービス事業本部 グループ関連システム部 ソリューショングループ 村島 佳巳 様