ファイルが増えると、問題も増えるでしょうか?

業界に関係なくほとんどすべての企業で、バックアップ、メディアコンテンツ、特殊な専用アプリケーションのデータセットなどのファイルの保存が必要です。オンプレミスインフラストラクチャを管理およびスケールし、そのようなバックアップファイルやコンテンツファイル向けのオンラインストレージを提供して配信することは、多くの場合コストのかかる面倒な作業で、高額なハードウェアの更新、拡張や、ソフトウェアライセンスが必要です。そのような大容量ファイルデータのリポジトリは、専用のファイルサーバー、NAS ユニット、またはバックアップシステムにサイロ化され、ビッグデータ分析やメディア処理用のアプリケーションのためのアクセスが制限される可能性があります。

AWS Storage Gateway のファイルインターフェイスまたはファイルゲートウェイを使用すると、シームレスな方法でクラウドに接続でき、アプリケーションのデータファイルやバックアップイメージを耐久性の高いオブジェクトとして Amazon S3 クラウドストレージに保存できます。ファイルゲートウェイの場合、ローカルキャッシュを使用して、Amazon S3 のデータに SMB または NFS ベースでアクセスできます。ファイルゲートウェイはオンプレミスアプリケーションで使用可能です。また、オブジェクトベースのワークロード向けに S3 のファイルストレージを必要とする Amazon EC2 常駐型のアプリケーションでも使用できます。

デモ: 複数のサイトからアクセスできる Amazon S3 のファイルストレージ (6:32)

ファイルストレージに AWS Storage Gateway と Amazon S3 を使用する理由

ハイブリッドクラウドへの接続が簡単

従来の SMB、NFS、S3 API インターフェイス

グローバルなアクセスと配信

AWS のスケーラビリティと柔軟性

ファイルゲートウェイによってデータを Amazon S3 に移動したら、ユーザーは API 経由でネイティブの AWS のサービスを使用して、そのデータを操作、分析、管理することができます。また、クロスリージョンレプリケーションを使用して、そのデータを Amazon S3 バケットから世界中の別のリージョンに配信できます。ストレージ管理ツールを適用することや、ライフサイクルポリシーを使用してアーカイブ層である Amazon Glacier クラウドストレージにデータを移行することも可能です。さらに、追加のファイルゲートウェイをデプロイして、別のサイトからこれにアクセスすることもできます。

ファイルゲートウェイのユースケース

オンラインのコンテンツリポジトリ

ファイルゲートウェイを使用すると、コスト効率と耐久性に優れた方法で、大容量のファイルやメディアアセットを AWS に保存できます。ローカルアプリケーションでは、頻繁に使用されるコンテンツのローカルキャッシュを低レイテンシーで活用できます。つまりこれは、オンプレミスアプリケーションから NFS または SMB を用いて簡単にアクセス可能な、階層化されたハイブリッドクラウドコンテンツストレージです。ゲートウェイアプライアンスがデプロイされている場所 (Amazon EC2 など) は問いません。Storage Gateway により、ファイルメタデータは自動的にオブジェクトメタデータとして保存され、ディレクトリ構造はオブジェクト名に含めることで保存されます。Amazon S3 に保存されたコンテンツは、クラウドサービス内で API を用いて操作できます。例えば、AWS Lambda 関数を使用してイメージのサイズを自動的に変更することや、Amazon Elasticsearch Service を使用してファイルのインデックスを作成することができます。

クラウドへのバックアップ

多くの企業がクラウドの導入を開始する際にまず行うことは、バックアップのような二次的および三次的なデータのクラウドへの移行です。ファイルゲートウェイの SMB および NFS インターフェイスでは、IT グループがバックアップジョブを既存のオンプレミスバックアップシステムからクラウドに簡単に移行するための最適な方法を提供します。SMB や NFS への書き込みが可能なバックアップアプリケーション、ネイティブのデータベースツールやスクリプトは、ファイルゲートウェイへの書き込みを実行できます。このファイルゲートウェイでは、バックアップが最大 5 TiB まで Amazon S3 オブジェクトとして保存されます。十分なサイズのローカルキャッシュを使用することで、最新のバックアップをオンサイトでの高速な復元に利用できます。一方、長期保存のニーズに対応するには、低コストの S3 標準、S3 低頻度アクセス、およびAmazon Glacier のクラウドストレージ層への階層型バックアップを使用できます。

ビッグデータ、機械学習および機械処理

ファイルゲートウェイにより、ビジネスインテリジェンスチーム、分析チーム、その他のチームは、機械学習を使用してファイルベースのデータを簡単に Amazon S3 に移動できます。そのデータは、Amazon AthenaAmazon Redshift Spectrum のようなサービスを介して直接クエリする方法か、Hadoop ベースの処理向けの Amazon EMR といったその他のクラウドツールに読み込む方法のいずれかを使用して、分析に使用できます。分析後、結果のセットは同じバケットに戻されて保存され、Storage Gateway サービスにより、これらの新しい結果ファイル (オブジェクト) がオンプレミスアプリケーションで確認できるようになります。ファイルゲートウェイがデプロイされている場所は問いません。

さらに、AWS Lambda を使用して簡単なコンピューティング関数を適用し、ファイルゲートウェイを用いて S3 に保存されたデータファイルを処理できます。または、機械学習サービスをデータに適用し、例えば Amazon Rekognition を使用して画像認識を実行したり、不快なコンテンツにフラグを設定したりできます。

あらゆる業界向けのアプリケーション

石油とガス、メディアとエンターテイメント、設計とアーキテクチャ、製造などの各業界には、大容量の専用ファイルを生成する業界固有のアプリケーションがあります。多くの場合、これらのファイルは分散される必要があります。または、少なくとも複数のサイトからアクセスできることが必要です。これらのファイルのほとんどは、次第にあまりアクセスされなくなるため、完全にアーカイブされていない場合は、低コストでありながら耐久性の高いオンラインクラウドストレージに保存することが可能です。ファイルゲートウェイを使用すれば、複数の場所にあるこうしたオンプレミスアプリケーションで Amazon S3 と Amazon Glacier を使用してファイルを保存できます。また、Amazon S3 オブジェクトストレージに基づいてグローバルにアクセス可能な中央リポジトリを用意することで、そのようなファイルベースのアプリケーションを Amazon EC2 に移行することも可能です。

ファイルゲートウェイと AWS がもたらす結果

IT における成果

  • データセンターのインフラストラクチャフットプリントを削減し、ストレージとバックアップのスタックを最小化する
  • 戦略的なイニシアチブ、アプリケーション、最適なアーキテクチャ、柔軟かつ効率的なオペレーションに注力できる
  • ハードウェアの維持と更新という運用上の負担を軽減する
  • インフラストラクチャの管理が不要な、簡単な冗長性を使用したグローバルなスケーラビリティ
  • データの耐久性: 99.999999999% の耐久性を持つよう設計された Amazon S3 と Amazon Glacier クラウドストレージ

ビジネスにおける結果

  • ニーズに応じてビジネスを発展させる柔軟性
  • 事業部門の成長に合わせて調整可能な OpEx モデルおよび消費購買モデルへのシフト
  • 予期しない大規模な CapEx 支出を排除する
  • データの保存の処理にかかる総コストを削減
  • 重要なデータがセキュアに保護されており、組織が必要な規制に準拠しているという自信
「当社の没入型のデジタル戦略により、さまざまな病気に画期的な医薬品を提供する mRNA サイエンスの計りしれない可能性を開発できるようになりました。これにより、当社は、現在最も成長が著しいバイオテクノロジーの 1 つとして位置づけられています。シームレスに統合され編成されたクラウドベースの IT システムは、医薬品開発のあらゆる段階で、mRNA パイプラインの規模拡大のための複雑な計画と実施を管理し、産業化するために不可欠です。AWS Storage Gateway を使用することで、クラウドへのデータ移行方法の変革が保証されます。ファイルインターフェイスを使用することで、解析機器からデータファイルを容易に統合できますし、透過的な S3 ストレージを使用することで、クラウドベースのアプリケーションを容易に接続して、強力な S3 のストレージ機能を活用できます。AWS File Gateway を使用して、当社の機器データで AWS の機能をフル活用できるようになりました」

Dave Johnson 氏、博士、ディレクター、情報学 – Moderna Therapeutics

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