投稿日: Oct 2, 2017
オンデマンド、リザーブド、スポット形式で起動した Linux ベースのインスタンスによる Amazon EC2 の使用において、請求が 1 秒単位 (最低 60 秒) で行われるようになりました。
Amazon EC2 Elastic GPU と Amazon EBS ボリュームも、1 時間ごとの請求モデルから 1 秒あたり (最低 60 秒) の請求モデルに変更されます。EC2 インスタンスにおいては、引き続き料金リストは容量なら月当たりの GB 単位、IOPS なら月当たりのプロビジョン済み、マグネティック IOPS では 10,000 I/O リクエストごとに表示されます。
開発およびテスト用、データ処理、分析、バッチ処理、イメージレンダリング、ゲームアプリケーションなど、不定期な期間に大量のインスタンスを実行する必要があるユースケースをお持ちのお客様もいるかと思います。柔軟性を改善し利用者が時間の使用を最大限に活用することではなく、自分のアプリケーションに集中できるようにするため、EC2 の 1 秒あたりの請求を可能にしたことで、利用者は EC2 インスタンスを開始、停止、終了したり、インスタンスを実行している時間内の残りの分数や秒数に対して EC2 リソースが請求されることがないので安心できます。
この変更は新たに起動またはすでに実行している Linux インスタンスを対象に、今すぐすべての AWS リージョンで適用されます。現在、時間単位による請求が課せられている Microsoft Windows や Linux ディストリビューションを実行しているインスタンスには、秒単位による請求が適用されません。
リスト料金とスポット市場の料金は現在も 1 時間単位をもとにリストされていますが、請求の計算方法には秒単位が適用されます。リザーブドインスタンスの使用状況では 1 時間内で複数のインスタンスを起動、使用、終了することができ、すべてのインスタンスにおけるリザーブドインスタンスのメリットを利用することが可能です。請求書には分単位や秒単位ではなく、10 進数の形式で時間が表示されます。
専用インスタンス、EBS スナップショット、AWS Marketplace のサービスは、まだ時間単位で請求されています。