投稿日: Dec 18, 2017

AWS および NICE は、Desktop Cloud Visualization (DCV) 2017 の一般提供を発表しました。これは、LAN または WAN ネットワーク経由で 2D/3D インタラクティブアプリケーションへのリモートアクセスを提供する、次世代のストリーミングおよびリモート可視化ソリューションです。 

DCV 2017 に、オンプレミスデプロイメント向けの新機能および改善された機能が導入されました。概要は以下のとおりです。DCV はまた、お客様の AWS アカウント内で、追加コストなしで EC2 インスタンスにインストールおよび使用できます。AWS で DCV を使用するために前払いや長期契約の必要はなく、コンピューティングやストレージなどの標準 AWS 価格に従って AWS リソースの利用分だけの支払いとなります。 

DCV 2017 の新機能:

  • DCV 2017 は高性能 NICE DCV プロトコルを使用して、Windows および Linux の両方で全デスクトップのリモート化を可能にします。
  • DCV 2017 は最新の Nvidia GRID テクノロジーを活用しており、Kepler カード以上でハードウェア加速化 H.264 エンコーディングを使用します。また DCV は、G3 インスタンスタイプなど Nvidia GPU を使用する EC2 高速コンピューティングインスタンスタイプで、H.264 ハードウェアエンコードをサポートします。
  • DCV 2017 は、デスクトップオペレーティングシステム上で、現行のウェブブラウザ (IE 11、Edge、Firefox および Chrome) の形式の HTML5 クライアントをサポートします。
  • サーバー側では現状、DCV は RHEL 7 上の Gnome 3 のような現行の Linux デスクトップ環境をサポートしています。
  • DCV 2017 は、プロトコルレベルの TLS ベースのセキュリティや認証済みプロキシのサポートなどのセキュリティ強化と連携します。
  • DCV 2017 は、EC2 インスタンスにインストールして使用できます。DCV はまた、低コスト GPU 対応リモート可視化用に Elastic GPU をサポートします。
     

サポート契約が有効になっている NICE をご利用のすべてのお客様は、NICE ウェブサイトから DCV 2017 をダウンロードし、インストールガイドドキュメントに従って製品をインストールできます。DCV 2017 をオンプレミスで使用するために評価したい場合は、当社までデモライセンスについてお問い合わせください。AWS のお客様が AWS 上で DCV を実行する場合は、以下の「AWS での DCV」の手順を参照し、DCV 2017 がインストール済みおよび事前構成済みの EC2 インスタンスをデプロイする CloudFormation テンプレートを使用して開始してください。ご質問がある場合は、NICE サポートにお問い合わせください。

役に立つリンク: