投稿日: Jul 31, 2018

Amazon EC2 C5/C5d および M5/M5d の各インスタンスは、AWS が構築したハードウェアとソフトウェアのコンポーネントを一体化させた Nitro システム上に構築されており、高パフォーマンス、高可用性、優れたセキュリティを実現し、ベアメタル機能を備えることで仮想化オーバーヘッドを排除します。Nitro システムに加えられた一連の最新の機能により、EBS 最適化インスタンスの帯域幅を C5/C5d および M5/M5d のそれぞれ 9 Gbps および 10 Gbps から最大 14 Gbps に拡張しました。また、Nitro システムにおける EBS 最適化インスタンスの IOPS は、C5/C5d および M5/M5d のそれぞれ 64,000 IOPS および 65,000 IOPS から最大 80,000 IOPS に増加しました。さらに、large、xlarge、2xlarge の C5/C5d および M5/M5d の各インスタンスでの EBS 最適化インスタンスのバーストパフォーマンスがそれぞれ 2.25 Gbps および 2.12 Gbps から 3.5 Gbps に向上しました。

このパフォーマンスの向上により、EBS 最適化インスタンスのパフォーマンスに依存しているワークフローのセクションごとの高速化が実現します。ストレージ集中型のワークロードでは、比較的小さいインスタンスサイズを使用しても必要な EBS 最適化インスタンスのパフォーマンスを実現できるため、費用の節約につながります。今回のパフォーマンスの向上により、EBS 最適化インスタンスの需要において想定外のスパイクが発生した場合でも、アプリケーションのパフォーマンスに影響を及ぼすことなく対処できるようになりました。

C5/C5d および M5/M5d のすべての新しいインスタンスで、向上したパフォーマンスの利点を今すぐご利用いただけます。追加料金は不要です。今回のパフォーマンスの向上は、C5/C5d および M5/M5d の各インスタンスを提供しているすべての AWS リージョンで利用できます。各インスタンスサイズでのパフォーマンス向上の詳細については、こちらを参照してください。