投稿日: Jul 26, 2018

AWS Greengrass では、C、C++、および C ライブラリのインポートをサポートした他の言語で書かれた実行可能コードのデプロイが可能になりました。実行可能コードを使用する利点には、C や C++ で作成済みのコードをお客様が簡単に再利用できるためにレガシーを広くサポートできること、言語インタープリタが不要なためにリソースフットプリントが最小限で済むこと、コンピューティングレイテンシーが非常に低いためにコンピュータビジョンやアルゴリズム取引のようなハイパフォーマンスのユースケースに適していることなどがあります。本日から、実行可能コードを AWS Lambda 関数のようにイベントや別の Lambda 関数から呼び出すことが可能になりました。また、ローカルリソースアクセスなど、その他の Greengrass 機能も活用できるようになりました。実行可能コードを、Python や Node.js のようなインタープリタ型言語で書かれた Lambda 関数と組み合わせて使うことができます。

また、Greengrass を使用すると、ローカルに保存された MQTT メッセージのキューサイズを変更できるようになりました。Greengrass では、既に、ホストデバイスがインターネットから切断された場合に、クラウドにパブリッシュされたメッセージがスプールされるようになっています。これは断続的な接続環境では非常に重要です。キューのサイズを設定できるようになったことで、お客様はデータの保持とローカルストレージ容量の節約とのバランスを微調整することができるようになりました。

さらに、Greengrass ではコアデバイスの接続が切断された場合の最大の再接続/再試行期間を設定できるようになりました。Greengrass では、ホストデバイスの接続が切断された場合、インターネットへの接続再試行の間隔を徐々に長くしていきます。これは接続の限られた環境では重要です。最大再試行期間を設定できるようになったことで、接続が利用可能になった後に Greengrass がすばやくインターネットに再接続するようになりました。

Greengrass では、新機能の追加や機能の拡張に加えて、メッセージングのスループット性能も向上しました。

新しく更新された機能は、Greengrass を利用できるすべての AWS リージョンで追加費用なしで利用できます。使用を開始するには、AWS マネジメントコンソールから Greengrass Core の最新版をダウンロードし、ドキュメントを参照してください。AWS Greengrass の詳細については、AWS Greengrass を参照してください。