投稿日: Sep 18, 2018

Amazon Rekognition は深層学習に基づいた画像および動画分析サービスで、オブジェクト、人間、テキスト、シーン、活動を特定すると共に、不適切なコンテンツの検出も行えます。Amazon Rekognition の新しい顔フィルタリング機能を使用すれば、顔認証用にインデックス付けされた顔の質と数を制御できるようになりました。これにより、コストを節約できるほか、開発時間も短縮でき、顔認識の精度も向上させることができます。

IndexFaces API を使用すると、Amazon Rekognition が特定の画像内のすべての顔を検出し、指定されたコレクションにそれらをインデックス付けします。画像によっては、インデックス付けに適していない顔やインデックス付けが不要な顔が含まれている場合があります。たとえば、小さくぼやけていて顔検索の質に悪い影響を与えてしまう顔や、レッドカーペットプレミアのように多くの人が参加するイベントで背景に写った関係のない人の顔などです。このような顔のインデックス付けはコストの増加につながるほか、多くの場合、精度に悪い影響を及ぼします。

これまで、このような顔をフィルターで除外するには、顔検出を実行して、検出されたそれぞれの顔に対してフィルタリングルールを適用し、そのフィルターを通過した顔をインデックス付けしなければなりませんでした。Amazon Rekognition の新しい顔フィルタリング機能では、たった 2 つのパラメータでインデックス付けをしながら顔をフィルタリングすることで、このプロセスを簡略化します。複数の API 呼び出しを使用して追加のコードを作成、管理したり、質を判断するために独自のルールを作成したりする必要は、もうありません。

顔フィルタリング機能は、Amazon Rekognition がリリースされているサポート対象の全 AWS リージョンでご利用いただけます。追加料金は発生しません。詳細については、AWS のブログおよびドキュメントページをご覧ください。ご利用を開始するには、AWS SDK の最新バージョンをダウンロードしてください。