投稿日: Jan 11, 2019

Amazon QuickSight で、ピボットテーブルチャートの追加機能のサポートを開始しました。ピボットテーブルのルックアンドフィールがアップデートされ、一貫性のあるシェーディング機能、セル値のコピーと貼り付けのサポート、画面サイズへの自動適合機能により空きスペースを減らせるフォーマットオプションなどが追加されました。最も重要な点として、行と列に合計と小計を追加する、1 回のクリックですべての行/列を展開したり、折りたたんだりすることができます。さらに、行/列フィールドの上限の増加に伴い、作成者は各行と列のフィールドウェルに最大 20 個の値を追加できるようになりました。またページ区切りを有効にすると、ユーザーはテーブルを行方向と列方向に無限にスクロールすることが可能です。ピボットテーブルの新しい機能拡張の詳細については、こちらを参照してください。

また Amazon QuickSight では、データ準備段階におけるクロススキーマと自己結合もサポートされ、UI から実行できるようになりました。クロススキーマの結合により、データ管理者は QuickSight で同一クラスター内の異なるスキーマにある 1 つ以上のテーブルからデータセットを作成できます。これにより、異なるスキーマ内のテーブルを QuickSight 内で柔軟に結合できます。自己結合機能により、データ管理者はデータテーブルを自己結合させて、または他のテーブルと結合させて複数回使用できるようになりました。強化された結合機能の詳細については、こちらを参照してください。

Amazon QuickSight では、以前に提供開始された高度なテーブル計算に加え、任意の値 (N >=1) を使用した Lead 関数と Lag 関数の使用もサポートされるようになりました。また条件付き集計関数を使用して、特定の条件に基づいた合計、平均、数の集計も取得できます。こうした関数には sumif、avgif などがあります。詳細については、こちらを参照してください。

さらに、最近閲覧した分析やダッシュボードに簡単にアクセスしたり、名前と最終更新日で並べ替えたりできるようになりました。QuickSight では、カスタムフィルターリストを使用した大量の値のフィルタリングもサポートされており、1 度に最大 1 万個の値のリストを使用できます。フィルターリストから 1 度に 1 つずつ値を選択する必要はありません。

これらの機能は、QuickSight が利用できる次のリージョンすべてにおいて Standard Edition と Enterprise Edition の両方で提供されています。米国東部 (バージニア北部およびオハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (シンガポール、シドニー、東京)。