投稿日: Mar 22, 2019
AWS IoT Device Management は、多数の接続デバイスのオンボード、整理、モニタリング、リモート管理を行えるサービスです。AWS IoT Device Management では、フリートインデックス作成を使ってフリート内の各デバイスのレジストリ、デバイスシャドウ、接続状態をインデックス化し、これらの属性を自由に組み合わせてデバイスを検索できます。フリートインデックス作成を使えば、特定のバージョンのファームウェアを実行中のデバイスや、AWS IoT への接続状態がアクティブのデバイスをクエリすることが可能です。
本日より、フリートインデックス作成を使って、クエリに該当するデバイスの数をカウントすることができるようになりました。例えば、お使いのデバイスのファームウェアのバージョンやバッテリーレベルがデバイスシャドウ (動的な属性が保存される場所) に書き込まれ、モデル番号がレジストリ (静的な属性が保存される場所) に書き込まれているとします。これにより、特定のバージョンのファームウェアを実行しているデバイスの数、または特定のモデル番号のデバイスの数を数えるためのクエリを記述できるようになりました。これらの数値から、最新のファームウェア更新を実行しているデバイスの割合を決定できます。他にも、AWS IoT に現在接続されているデバイスの数、AWS IoT に現在接続されているデバイスのうちバッテリーレベルが 50% を超えておりファームウェアのバージョンが 5.1 であるデバイスの数、または特定の Thing タイプのデバイスの数などのクエリが可能です。これにより、フリート全体の接続状態をモニタリングすることや、更新の準備ができているデバイスの数を特定すること、またはフリートに含まれるデバイスタイプの組み合わせを見極めることができるようになります。
AWS IoT Device Management を使用してフリートメトリクスを生成する方法の詳細については、ドキュメントを参照してください。AWS マネジメントコンソールで、または最新の SDK を使って、本日より使用を開始できます。