投稿日: Apr 17, 2019

AWS Transit Gateway が両方の AWS GovCloud (米国) リージョンで利用できるようになりました。AWS Transit Gateway を使うと、何千もの Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) とオンプレミスネットワークを単一のゲートウェイで接続できます。複数の AWS アカウントで実行するワークロードの数が増加するにつれ、ネットワークをスケーリングしてポリシーを適切に管理し、リソースを効果的にモニタリングすることが不可欠になります。 

現在でも、VPC ピアリングを使って Amazon VPC 間を接続することは可能です。ただし、多数の Amazon VPC を横断するポイントツーポイント接続を管理する場合は、接続ポリシーとルーティングポリシーを一元管理しないと、運用コストが高まり非効率的になる可能性があります。このソリューションでは、何百もの Amazon VPC を管理することは困難です。

AWS Transit Gateway を使えば、中央のゲートウェイから Amazon VPC、オンプレミスのデータセンター、リモートオフィスのそれぞれに単一の接続を構築して管理するだけで済みます。AWS Transit Gateway がハブの役割を果たし、そこから接続されたすべてのネットワーク (スポーク) にトラフィックがルーティングされます。このようなハブアンドスポーク型のモデルでは、各ネットワークは AWS Transit Gateway のみに接続すればよいため、管理を大幅に簡略化して運用コストを削減できます。Transit Gateway のルーティングポリシーを活用すると、Amazon VPC とオンプレミスネットワークが互いにどのように接続するかを一元管理できます。このモデルにより、ネットワークのスケーリングとモニタリングの方法を簡略化できます。

AWS Transit Gateway は、このたび新たに世界の 16 個の AWS リージョンで利用できるようになりました。詳細については、AWS Transit Gateway の製品ページドキュメント、AWS GovCloud (米国) のドキュメントを参照してください。