投稿日: May 23, 2019

Amazon RDS for SQL Server が SQL Server 2017 の Always On 可用性グループのサポートを開始しました。これにより、2 つの AWS アベイラビリティーゾーン (AZ) の間でデータベースを自動レプリケートすることで SQL Server デプロイの可用性と耐久性を向上できます。この機能は、Enterprise Edition データベースエンジン 向け SQL Server 2017 の最新マイナーバージョン (14.00.3049.1.v1) で利用できるようになりました。以前 2018 年 11 月に AWS は、SQL Server 2016 Enterprise Edition でのこの機能のサポートを発表しました。

SQL Server のマルチ AZ 配置オプションを利用することで、従来の単一のデーターセンターまたは複数のデーターセンターインフラストラクチャよりも優れた、可用性と耐障害性を併せ持つアプリケーションやデータベースをより簡単・効率的にデザインおよび運用することができます。

Enterprise Edition データベースエンジン用の Multi-AZ on SQL Server 2016 または 2017 の最新マイナーバージョンを使用して SQL Server データベースインスタンスを作成して実行する場合、Amazon RDS は自動的に 1 つのアベイラビリティーゾーンでプライマリデータベースをプロビジョニングし、また Always On 可用性グループを使い同期する「standby」レプリカを異なるアベイラビリティゾーンに保持します。

Microsoft のミラーリングを使用する既存のマルチ AZ インスタンスを変更する場合は、まず単一の AZ アベイラビリティータイプに変換した後、マルチ AZ フラグを再度適用する必要があります。予定されたデータベースメンテナンスまたは予期しないサービス障害時に、Amazon RDS は自動的に最新のスタンバイへの SQL Server データベースのフェイルオーバーを行い、データベース運用を速やかに再開できるようにします。

Always On 可用性グループ設定によりリスナーエンドポイントに簡単に接続でき、フェイルオーバー時間をさらに高速にできます。詳細については、Amazon RDS ユーザーガイドを参照してください。

ご利用いただけるリージョンの詳細情報については、Amazon RDS for SQL Server の料金をご覧ください。