投稿日: May 30, 2019

Apache Kafka (Kafka) のインフラストラクチャと運用を管理する AWS ストリーミングデータサービスである Amazon MSK が、一般公開を開始しました。Amazon MSK を使用すると、開発者や DevOps マネージャーは Kafka 上に本番アプリケーションを簡単に構築して実行できます。Kafka および Apache ZooKeeper の運用に関する幅広い専門知識は必要ありません。

数回のクリックのみで、お客様はフルマネージド型で高可用性を備えた、安全な Kafka クラスターを数分で作成することができます。このクラスターは、AWS のサービスとネイティブに統合されており、SLA では 99.9% の可用性が保証されています。Amazon MSK ウェブサイトで詳細を確認するか、入門ガイドを参照して初めてのクラスターを作成することができます。

Amazon MSK は、re:Invent 2018 において米国東部 (バージニア北部) のリージョンでのオープンプレビューとして、Kafka バージョン 1.1.0 をサポートする状態でリリースされました。以降、Amazon MSK は米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (パリ)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー) を含む、9 つの AWS リージョンで追加リリースされ、今後数か月の間にさらなる AWS リージョンでサポートを開始する予定です。

AWS リージョンのサポート拡大に加え、Amazon MSK では新しい MSK クラスター用に次の機能を追加しました。

  • クライアントおよびブローカー間、および複数のブローカー間での TLS を介した転送時の暗号化
  • AWS ACM プライベート認証局を使用した TLS の相互認証
  • トピックおよびブローカーのための、カスタムおよびクラスター全体の構成の定義付け
  • クラスター全体のストレージスケーリング
  • クラスターのタグ付けおよびタグに基づいた IAM ポリシーの適用
  • Amazon MSK は HIPAA への対応サービス
  • 99.9% の可用性 SLA
  • Amazon MSK API をログ記録するための AWS CloudTrail との統合
  • Apache Kafka バージョン 2.1.0 のサポート
  • AWS CloudFormation のサポートは 2019 年 6 月に発表予定