投稿日: Jul 23, 2019
AWS Systems Manager メンテナンスウィンドウでは、中断が発生する可能性があるアクションをインスタンスで実行する時間範囲を定義することが可能になります。また、メンテナンスウィンドウを使用して、リソースグループをターゲットとして選択できるようになりました。リソースグループにより、多数のリソース上のタスクをまとめて整理および管理したり、自動化したりする作業が簡単になります。メンテナンスウィンドウでリソースグループをターゲットとして選択することにより、定期的に同じ時間範囲内で、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンス、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) ボリューム、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) バケットといった異なる複数のリソースにわたるルーチンタスクを実行できます。
これまでは、メンテナンスウィンドウで選択できるターゲットは Amazon EC2 インスタンスのみで、手作業であるいはタグを使って選択する必要がありました。リソースグループのサポートにより、AWS リソースグループでサポートされているすべてのリソースをターゲットにすることが可能になりました。例えば、アプリケーションをターゲットとするリソースグループを選択します。これにより、同じメンテナンスウィンドウ内で Systems Manager の自動化タスクをスケジューリングし、アプリケーションの EBS ボリュームをバックアップした後に、Systems Manager の RunCommand タスクを実行してアプリケーションをホストしている EC2 インスタンスにパッチを適用するといったことができます。また、リソースグループに含まれるリソースをターゲットとする AWS Lambda 関数または AWS Step Functions のタスクを実行することもできます。
メンテナンスウィンドウは Systems Manager の機能です。Systems Manager は、クラウドとオンプレミスのインフラストラクチャを可視化および統制するのに使用できます。このサービスではリソースとアプリケーションの管理が簡略化され、運用上の問題の検出と解決までにかかる時間が短縮されます。また、大規模なインフラストラクチャの安全な運用と管理を簡単に行うことができるようになります。