投稿日: Aug 20, 2019
Amazon Redshift Advisor では、クエリパフォーマンスを向上させるため、頻繁にクエリされるテーブルに最適な分散キーを推奨するようになりました。Advisor はクラスターのパフォーマンスとクエリパターンを分析することで、カスタマイズされた推奨事項を提案します。その後、ALTER TABLE ALTER DISTKEY コマンドを使用することで、クエリの同時読み取りまたは書き込みに影響を及ぼすことなく、テーブルの分散キーの追加や修正が可能になります。
あるテーブルについて適切な分散キーを指定すると、Amazon Redshift は、テーブルへのデータをロードする際に同数の行を各ノードに入力します。複数のテーブルを結合するクエリは、それらのテーブルが自身の分散キー列で結合可能であれば、より高速に実行されることになります。
今回の Advisor のアップデートにより、Amazon Redshift では適切な分散キーの判断が可能になります。この判断は、SQL の結合履歴を表すグラフを構築し、結合時にノード間で転送されるデータを最適化することによって行われます。詳細については、データ分散スタイルの選択を参照してください。
Advisor は、Amazon Redshift コンソール の左側のナビゲーションメニューから開くことができます。なお、Advisor が推奨される分散キーを表示するのは、推奨内容がお客様のワークロードに大幅にポジティブな影響を与える場合のみとなります。詳細については、Amazon Redshift Advisor からの推奨事項の使用を参照してください。
Advisor の分散キー推奨機能は、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、米国西部 (北カリフォルニア)、欧州 (アイルランド)、欧州 (フランクフルト)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー) の各リージョンにおいて、リリースバージョンが 1.0.8610 以上の Amazon Redshift でご利用いただけます。