投稿日: Aug 22, 2019

AWS DataSync で、Server Message Block (SMB) プロトコルをサポートするようになりました。これにより、SMB ファイル共有と Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) バケットや Amazon Elastic File System (Amazon EFS) ファイルシステムとの間でデータのコピーの自動化と高速化が簡単に行えるようになります。今回のリリースにより、オンプレミスのストレージインフラストラクチャを削減することができます。分析、アーカイブ、バックアップのユースケースを目的とした SMB ベースのデータストアとコンテンツレポジトリを、ファイルサーバーおよびネットワーク接続ストレージ (NAS) アレイから Amazon S3 および Amazon EFS にシフトすることで可能となります。 

AWS DataSync コンソールまたは AWS コマンドラインインターフェイス (CLI) を使用し、SMB ファイル共有をデータ転送タスクの送信元や送信先として設定できます。DataSync で SMB ファイル共有の認証に使用する認証情報を設定します。例えば、Active Directory (AD) のドメインユーザーを使用できます。DataSync タスクを実行すると、送信元の変更内容がスキャンされ、すべての差分が送信元から送信先に安全にコピーされます。SMB ファイル共有の場合、DataSync ではファイル名、ファイルコンテンツ、ディレクトリ構造やタイムスタンプなどのファイルメタデータが保持されます。ユーザーは DataSync で転送される変更内容を完全に制御できます。例えば、送信元で見つからないファイルを送信先で削除するかどうかを指定したり、フィルターのパターンを使用して転送に含めるファイルや除外するファイルを選択したりできます。 

DataSync での SMB ファイル共有は、このサービスが提供されているすべてのリージョンで使用できます。詳細については、DataSync ユーザーガイドDataSync ウェブサイトを参照するか、AWS DataSync コンソールにサインインして使用を開始してください。