投稿日: Aug 9, 2019
本日より、Amazon EC2 I3en および C5n ベアメタルインスタンスが一般公開されます。Amazon EC2 ベアメタルインスタンスでは、アプリケーションは基盤となるサーバーの Intel® Xeon® スケーラブルプロセッサとメモリリソースに直接アクセスできます。これらのインスタンスは、ハードウェアの機能群 (Intel® VT-x など) へのアクセスを要するワークロードや、ライセンス付与やサポートのために非仮想環境で実行する必要のあるアプリケーションに最適です。
ベアメタルのインスタンスにより、EC2 のお客様は、ディープパフォーマンス分析ツール、ベアメタルインフラストラクチャへの直接アクセスが必要な特殊なワークロード、仮想環境でサポートされていないレガシーワークロード、ライセンス制限されたアプリケーションなどの恩恵を受けるアプリケーションを実行することが可能となります。ベアメタルのインスタンスはさらに、Clear Linux Containers などの仮想化されたコンテナを実行することも可能にします。ベアメタルインスタンスでのワークロードは、Amazon Elastic Block Store (EBS)、Elastic Load Balancing (ELB)、Amazon Virtual Private Cloud (VPC) など、AWS クラウドの包括的なサービスや機能の利点を引き続き活用できます。
I3en インスタンスでは、最大 60 TB の低レイテンシーの NVMe SSD インスタンスストレージが、I3 インスタンスよりも 1 GB あたり最大 50% 低いコストで提供されます。I3en インスタンスは、大量のデータを扱うワークロード向けに設計されています。これには、リレーショナルデータベースや NoSQL データベース、分散ファイルシステム、検索エンジン、インスタンスストレージ内の大容量データへの高頻度のランダム I/O アクセスが必要なデータウェアハウスなどが挙げられます。また、I3en インスタンスは 1.25 TB から 60 TB のストレージオプションを備えた 7 つのインスタンスサイズで提供され、ネットワーク帯域幅の最大は 100 Gbps となります。I3en ベアメタルインスタンスは、アジアパシフィック (東京、ソウル)、欧州 (フランクフルト、アイルランド)、米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (オレゴン、北カリフォルニア) リージョンでご利用いただけます。詳細については、こちらのページを参照してください。
C5n は、3.0 GHz Intel® Xeon® スケーラブルプロセッサ (Skylake) によって駆動されており、Intel Advanced Vector Extensions 512 (AVX-512) の命令セットにも対応しています。C5n インスタンスでは、ネットワークの制約があるワークロードで 100 Gbps というネットワーク速度を実現します。カスタムドライバーを使ったりアプリケーションを再コンパイルしたりする必要はありません。改善されたネットワークパフォーマンスを活用することで、S3 とのデータ転送を加速化することもできます。これにより、アプリケーションでのデータ処理に必要な時間が減り、すばやい処理を実行できます。これらのインスタンスが効果を発揮するものとして、 ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)、分析、機械学習、ビッグデータ、データレイクアプリケーションなどの、さまざまなアプリケーションがあります。C5n ベアメタルインスタンスは、アジアパシフィック (東京、ソウル、シンガポール、ムンバイ、シドニー)、欧州 (フランクフルト、アイルランド)、米国東部 (バージニア北部、オハイオ、AWS GovCloud)、米国西部 (オレゴン、AWS GovCloud) リージョンでご利用いただけます。 詳細については、こちらのページを参照してください。