投稿日: Oct 7, 2019

AWS Direct Connect は AWS マネジメントコンソールを強化して、Resiliency ツールキットの一部として Connection ウィザードへのサポートを追加しました。Connection ウィザードでは、AWS のお客様はそのオンプレミスインフラストラクチャーと AWSの間に回復性の高いネットワーク接続を実現できます。Connection ウイザードをお使いになると、専用の接続を注文して SLA のニーズを満たすことができるようになります。回復性モデルを選択すると、Connection ウィザードが専用接続注文プロセスをガイドしてくれます。この回復性モデルは複数の AWS Direct Connect ロケーションでの適切な数の接続があるようにして、接続、デバイス、ロケーションに障害が生じても AWS への接続が確保されるようにしています。

次の回復性モデルをご用意しています。

  • Maximum Resiliency: このモデルではここに挙げる SLA の達成のためのすべての要件を満たせば、99.99% の SLA を達成できる専用接続を注文する方法を提供します。
  • High Resiliency: このモデルではここに挙げる SLA の達成のためのすべての要件を満たせば、99.9% の SLA を達成できる専用接続を注文する方法を提供します。
  • Development and test: このモデルでは開発とテストのワークロードのための専用接続を注文する方法を提供します。このモデルでは SLA カバレージは得られません。

Connection ウィザードのご利用には次の利点があります。

  • どの冗長 AWS Direct Connect 専用接続が適切かを決定、注文する方法についてのガイダンスが得られます。
  • 複数の冗長接続が同じ速度があるようにします。
  • 接続名称を自動的に設定します。
  • 新規の AWS 顧客様には専用接続承認のためのサポートチケットを自動的に作成し、または未知の (その他の) パートナーを選択します。
  • 専用接続注文サマリーを提供し、これに達成可能な SLA と、注文された専用接続に対する総ポート時間コストを提供します。
  • 自動的に LAG を作成し、1 Gbps または 10 Gbps 以外の速度を選択された場合には適切な数の専用接続を LAG に追加します。
  • SLA を指定する LAG サマリーを提供し、達成可能な SLA と、LAG の一部として注文した専用接続に対する総ポート時間コストを提供します。
  • 同じ AWS Direct Connect デバイスに接続することを防ぎます。

ベストプラクティスは、Connection ウィザードを用いて専用接続を注文し、希望の SLA を達成することです。Connection ウィザードに代わって、接続を注文する従来のインターフェイスも使用可能です。従来のインターフェイスは、既存の接続があり、それに接続を追加したいユーザーがお使いになることを意図しています。Connection ウィザードの機能はすべての AWS コマーシャルリージョンでご利用になれます。AWS 中国 (北京) でのサポートは Beijing Sinnet Technology Co., Ltd.(Sinnet) が運営、AWS 中国 (寧夏) では Ningxia Western Cloud Data Technology Co., Ltd.(NWCD) が運営、AWS GovCloud (米国東部) と AWS GovCloud (米国西部) は近日開始します。詳細については、ユーザーガイドをご覧ください。