投稿日: Jan 6, 2020

Amazon Simple Email Service (Amazon SES) では、Bring Your Own IP (BYOIP) と呼ばれる機能のサポートを開始しました。これにより、Amazon SES を使用して、すでに所有しているパブリックルーティング可能な IP アドレスを介して E メールを送信できます。

Gmail や Hotmail などのメールボックスプロバイダーは、いくつかの変数を使用して、E メールを受信トレイに入れるかスパムフォルダに入れるかを決定しています。E メールを振り分ける場所を決定する重要な要素は、E メールの送信元の IP アドレスです。ある IP アドレス範囲が長年にわたって高い評価を得てきた場合、新しい範囲に変更すると、その評価を再構築することになります。さらに、一部の送信者は、IP 範囲をホワイトリストに登録するようパートナーと顧客に依頼することで、メッセージが常に配信されるようにしています。これらの特定の要件があるお客様は、Amazon SES を使用してメール送信システムを強化できます。

Amazon SES は、デジタルマーケティング担当者やアプリケーション開発者がマーケティング、通知、トランザクションに関する E メールを送信できるように設計された、クラウドベースの E メール送信サービスです。当社の SMTP インターフェイスや AWS SDK を使用して、Amazon SES を独自のシステムとアプリケーションに直接統合できます。

この機能は、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (シドニー)、欧州 (フランクフルト)、および欧州 (ダブリン) の各 AWS リージョンでご利用いただけます。 BYOIP の詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「独自の IP アドレスを使用する」を参照してください。