投稿日: Feb 26, 2020

Amazon RDS for MariaDB バージョン 10.3 が Amazon RDS Performance Insights のサポート対象となりました。Amazon RDS Performance Insights は RDS に搭載された機能で、データベースパフォーマンスのチューニングとモニタリングを行います。この機能はデータベースの負荷をすばやく評価し、対策をすべきタイミングと場所を判断するのに役立ちます。従来、データベース上のパフォーマンスデータを収集するには、監視用アプリケーションと関連リソースの設定とメンテナンスが必要でした。パフォーマンスデータの関連付けは、専門知識のないユーザーにとっては数時間もかかる作業でした。 

RDS Performance Insights のダッシュボードはわかりやすく、データベースの負荷が可視化されるため、専門的知識のないユーザーでもデータベースパフォーマンスの計測ができます。ワンクリックで、フルマネージド型のパフォーマンス監視ソリューションを Amazon Aurora クラスターや Amazon RDS インスタンスに追加できます。RDS Performance Insights では、すべてのメトリクスが自動的に収集され、RDS コンソールの動的ダッシュボード内で可視化されます。グラフを 1 つ見るだけで、データベースのパフォーマンスにおける一番のボトルネックを特定できます。

開始するには、Amazon RDS マネジメントコンソールにログインして、サポートされている RDS エンジンのインスタンスを作成するか修正するときに RDS Performance Insights を有効にします。RDS Performance Insights ダッシュボードにアクセスして、パフォーマンスの監視を開始できます。

RDS Performance Insights には、サポートされた Amazon Aurora クラスターと Amazon RDS インスタンスが含まれ、いかなる追加コストもなしで、ローリングする 7 日分の記録ウィンドウでのパフォーマンスを保存することができます。もっと長い期間の保存が必要なときは、最大 2 年間のパフォーマンス履歴を有料で保存することもできます。RDS Performance Insights が提供されるリージョンの完全なリストは、AWS のリージョンでご確認ください。RDS Performance Insights および、サポートされるデータベースエンジンの詳細については、「Amazon RDS ユーザーガイド」をご参照ください。