投稿日: Feb 10, 2020

Amazon EventBridge でイベント駆動型のアーキテクチャを設計するユーザー向けにコンテンツのフィルタリングオプションが提供されるようになりました。イベントパターンによるコンテンツのフィルタリングを使用することで、ユーザーの指定する条件下でのみトリガーする複雑なルールを書くことも可能になります。これにより、宣言型アプローチを使用するイベントバスで、コンテンツのフィルタリングを処理することにより、ダウンストリームサービスで必要だったカスタムコードの量を減らすことができます。 

この新機能は数字の範囲の照合、属性の有無の確認、文字列プレフィックスの比較、文字列の「anything-but」比較などに対応しています。ルールには 1 つのイベントパターンで複雑な組み合わせを作成するために複数のフィルターを組み込むことができます。イベントはルールの条件が満たされたときにのみターゲットに提供されるので、ダウンストリームサービスへのトラフィックを減らし、コストを低減させる効果が期待できます。この機能は、カスタムアプリケーションから EventBridge へフィルタリングを移動するので、使用可能なイベントのサブセットを使用するマイクロサービスにも便利です。 

コンテンツのフィルタリングは EventBridge が利用できるリージョンであればどこでもサポートされます。EventBridge は、米国東部 (オハイオおよびバージニア北部)、米国西部 (オレゴンおよび北カリフォルニア)、カナダ (中部)、欧州 (ストックホルム、パリ、アイルランド、フランクフルト、ロンドン)、アジアパシフィック (ムンバイ、東京、香港、ソウル、シンガポール、シドニー)、および南米 (サンパウロ) の各リージョンでご利用いただけます。 

EventBridge の詳細については、以下をご覧ください。