投稿日: Jun 2, 2020

Amazon Redshift のスキーマが使用するディスク容量を制限できるようになりました。CREATE および ALTER SCHEMA ステートメントを使用すると、管理者はスキーマで消費するストレージの最大量にクォータを設定できます。 

多くの組織がセルフサービス分析に移行しているため、エンドユーザーが消費するデータ量にデータガバナンスとコスト管理を適用する必要があります。スキーマのストレージ制御により、Amazon Redshift はデータ分析リーダーが組織中のさまざまなアプリケーションとユーザーが使用するストレージの量を制御およびモニタリングできるようにします。 

スキーマのクォータはいつでも変更できます。スキーマが使用するディスク領域は、すべての永続テーブルとマテリアライズドビューで使用される集合ディスクとして測定されます。トランザクションがクォータを超過すると、Amazon Redshift はトランザクションを中止し、以降の取り込みを禁止します。トランザクションが中止されると、特定のスキーマ名と超過したクォータを説明したエラーメッセージが表示されます。スキーマが割り当てられたクォータを超過した場合でも、DROP や VACUUM などのコマンドは実行できます。スキーマサイズとクォータ使用量をモニタリングするには、SVV_SCHEMA_QUOTA_STATE および STL_SCHEMA_QUOTA_VIOLATIONS システムテーブルを使用します。

Amazon Redshift が提供されている AWS リージョンでは、リリースバージョン 1.0.14677 以降でスキーマのストレージ制御がデフォルトで有効になっています。詳細については、ドキュメントブログを参照してください。Amazon Redshift を利用できるリージョンについては、AWS リージョン表をご覧ください。