投稿日: Jul 20, 2020

今回、キャパシティー予約の利用量に関するメトリクスが、Amazon CloudWatch 経由でモニタリングできるようになりました。この新たなメトリクスを使用することで、利用量がしきい値に達した場合の CloudWatch アラーム通知が設定できます。キャパシティー予約を効果的にモニタリングしながら、未使用のキャパシティーを特定することが可能になります。今後は、キャパシティー予約の利用量を手動で確認する必要はありません。 

この新しいメトリクスには次が含まれます。

  • 使用インスタンス数 – 現時点で使用されているインスタンスの数。
  • 利用可能インスタンス数 – 利用可能なインスタンスの数。
  • 合計インスタンス数 – すでに予約済みのインスタンスの総数。
  • インスタンス利用率 – 現時点で使用されている予約済みキャパシティーインスタンスの割合。

これらのメトリクスを使用するには、まず CloudWatch コンソールを開きます。次に、ナビゲーションペインで [メトリクス] をクリックし、メトリクス名前空間の [EC2 キャパシティー予約] を選択します。次に、メトリクスディメンションとして [キャパシティー予約ごと] を選択し、キャパシティー予約 ID とグループ化するメトリクスをクリックします。 

これらのメトリクスは、キャパシティー予約をご利用のすべてのお客様に追加料金なしでご利用いただけます。また、CloudWatch コンソールもしくは CloudWatch API を介して表示させることが可能です。各メトリクスは、既存および新規作成のキャパシティー予約において、デフォルト状態で有効化されており、すべての商用 AWS リージョンと AWS GovCloud(米国)リージョンでご利用いただけます。CloudWatch メトリクスの表示方法、あるいは自動通知を行うための CloudWatch アラームの追加方法を含む、オンデマンドのキャパシティー予約用 CloudWatch メトリクスに関する詳細については、テクニカルドキュメントをご参照ください。キャパシティー予約とその使用法の詳細については、よくある質問や、Linux または Windows のユーザーガイドをご参照ください。