投稿日: Aug 6, 2020

Amazon Neptune は、代替クエリエンジン(DFE)のラボモードが使用可能な、新しいエンジンをリリースすることを発表しました。これにより、データベースインスタンスでのリソース利用率が改善され、クエリの実行が大幅に高速化します。DFE は、SPARQL と Gremlin の両方のクエリを実行でき、left-deep、bushy、hybrid など、広範囲のプランタイプをサポートしています。 

DFE は、クエリ構築方法に関する意思決定の材料として、グラフデータに関する事前生成済みの統計情報を使用します。選りすぐりのプランタイプ、および、そこで使用される多数のコンピューティングスレッドが、事前生成済みの統計情報に基づき、クラスター内で利用可能なリソースに対して自動的に作成されます。

今回のリリースにより、DFE がラボモードで使用可能になりました。ラボモードにより、実稼働に移す前の機能を、開発または確認の目的でテストすることができます。DFE を有効化または無効化するには、DB クラスターパラメータグループにある neptune_lab_mode パラメータで、DFEQueryEngine の値を「enabled」または「disabled」に設定します。また、useDFE クエリヒントを使用して、特定のクエリの実行時に DFE を無効化することもできます。Gremlin と SPARQL Explain では、クエリが DFE で実行されているかどうかを知ることができます。

使用開始の際は、Amazon Neptune ユーザーガイドで DFE の詳細をご確認ください。