投稿日: Sep 30, 2020

Amazon S3 on Outposts は、ローカルデータ処理とデータ所在地に関するニーズを満たすために、オンプレミスの AWS Outposts 環境にオブジェクトストレージを提供します。S3 API と機能を使用することにより、S3 on Outposts は、Outpost のデータの保存、セキュリティ保護、タグ付け、取得、レポート、およびアクセスの制御を容易にします。AWS Outposts は、AWS のインフラストラクチャ、サービス、およびツールをほぼすべてのデータセンター、コロケーションスペース、オンプレミスの施設に拡張し、真に安定したハイブリッドエクスペリエンスを実現するフルマネージドサービスです。 

データ所在地の要件を満たすのに役立つだけでなく、S3 on Outposts を使用して、データをオンプレミスアプリケーションの近くに保持することにより、厳しいパフォーマンスニーズを満たすことができます。S3 on Outposts は、同じ S3 API を使用する「S3 Outposts」という名前の新しい Amazon S3 ストレージクラスを提供し、Outpost の複数のデバイスとサーバーにデータを永続的かつ冗長的に保存するように設計されています。Outpost に 48 TB または 96 TB の S3 ストレージ容量を追加し、各 Outpost に最大 100 個のバケットを作成できます。AWS Storage サービスとの間でデータを簡単に移動できるサービスである AWS DataSync は、S3 on Outposts をサポートしているため、転送する対象、転送するタイミング、使用するネットワーク帯域幅を選択して、Outposts と AWS リージョン間のデータ転送を自動化できます。 

S3 on Outposts の使用を開始するには、AWS Outposts マネジメントコンソールにアクセスして、必要な S3 ストレージ容量を含む Outpost 設定を注文するか、AWS アカウントチームと連携して既存の Outpost に S3 ストレージを追加できます。次に、AWS コンソールまたは S3 SDK、または CLI を使用して、Outposts にバケットと S3 Access Points を作成します。オブジェクトとバケットへのアクセスを制御する AWS Identity and Access Management (IAM)、S3 Access Points、およびポリシー、運用状態を監視する Amazon CloudWatch、ならびにバケットレベルのアクティビティを追跡およびレポートする AWS CloudTrail など、現在 Amazon S3 で使用しているのと同じサービスを使用して、S3 on Outposts へのアクセスを制御および監視できます。 

Amazon S3 on Outposts は、AWS Outposts が利用可能なすべての AWS 商用リージョンでご利用いただけるようになりました。S3 on Outposts の可用性については、AWS Outposts のよくある質問を参照してください。詳細については、S3 on Outposts のページまたはドキュメントにアクセスするか、ブログ投稿をお読みください。