投稿日: Oct 2, 2020

AWS Batch が、AWS Batch ジョブ定義を指定するときの新しいパラメータをサポートするようになりました。これには、カスタムロギング設定、スワップ領域、および共有メモリが含まれます。AWS Batch は、デベロッパー、科学者、およびエンジニアが何十万件ものバッチコンピューティングジョブを AWS で簡単かつ効率的に実行することを可能にします。AWS Batch は、送信されたバッチジョブのボリュームと固有のリソース要件に基づいて、コンピューティングリソース (GPU、CPU、またはメモリ最適化インスタンスなど) の最適な数量とタイプを自動的にプロビジョニングします。AWS Batch では、ジョブを実行するために使用するバッチコンピューティングソフトウェアやサーバークラスターをインストールして管理する必要がないため、結果を分析し、問題を解決することに集中できるようになります。 

お客様は、数個の標準ログドライバーからジョブのためのドライバーを選択し、ログドライバーのオプションとシークレットを指定できます。これは、API パラメータを通じて、お客様がログを受け取りたい方法でそれらが出力されるように AWS Batch を設定できることを意味し、ワークロードへの可視性が高まります。ドライバー名を指定し、ドライバーに設定オプションまたはシークレットを渡すだけで、Batch がそのドライバーと通信するためのジョブを設定します。  

スワップ領域パラメータでは、ジョブに対するスワップ領域の使用を制御できるようになります。スワップ領域は、アプリケーションがスワップ領域を使用しなければアクセスできなかった量のメモリを使用できるようにしますが、その代わりにレイテンシーが高くなり、スループットも低下します。メモリ要件が大きく変動するが、レイテンシーの影響は受けにくいといったアプリケーションなどでは、スワップメモリの使用からメリットが得られる可能性があります。 

AWS Batch は shm サイズのパラメータもサポートするようになるので、コンテナが使用できる共有メモリを指定することが可能になります。これは、割り当てられたメモリへのアクセスを増加させることによって、メモリ集約型のコンテナをより高速に実行できるようにします。 

AWS Batch でのこれらの新機能の使用は、こちらから開始してください。