投稿日: Nov 2, 2020

AWS IoT SiteWise は、産業機器からのデータを大規模に収集、保存、整理、監視することを容易にするマネージドサービスです。これが、SiteWise Monitor で 3 つの新しい可視化オプションをサポートするようになりました。

  • AWS IoT SiteWise Monitor は、ステータスチャートをサポートするようになりました。これは、少数の明確に定義された状態があるデータを可視化するチャートタイプです。ステータスチャートを使用すると、<、>、≤、≥、および = 演算子を使用して条件付きしきい値を設定し、しきい値に色を割り当てるだけで、稼働中の機器のステータスをグリッドとして可視化したり、履歴ステータスをタイムラインとして表示したりできます。例えば、温度センサーでは、例えば 80°F より大きい温度値を「赤」として定義し、80°F 以下の温度値を「緑」として定義することができます。これにより、温度が現在赤 (80°F以上) か緑 (80°F以下) か、または過去のある期間に温度が緑か赤であったかを簡単に視覚化できます。
  • AWS IoT SiteWise Monitor は、散布図をサポートするようになりました。これは、お客様が現在および過去の運用データの個別のデータポイントを (接続線なしで) 可視化するのに役立つグラフタイプです。散布図を使用すると、一定期間の測定値間の相関関係を見つけることができます。散布図は、時間に対してプロットされたプロセス、デバイス、および機器からの運用データの全体的な広がりをより明確に可視化します。また、散布図は、SiteWise の同じグラフでセンサーデータと手動で取り込まれたデータを可視化して比較するのにも役立ちます。
  • さらに、AWS IoT SiteWise Monitor はトレンドラインをサポートするようになりました。これは、測定データと時間の関係を最もよく近似する形で示した線形回帰線です。トレンドラインでは、ライン、散布図、棒グラフのいずれかにトレンドラインを追加するだけで、ライブデータと履歴データの段階的なシフトと変化を直感的に識別できるようになります。例えば、風力発電所では、風力タービンからの出力トレンドラインが徐々に低下しているのに、風速のトレンドラインが平坦で安定している場合、風力タービンの電力変換効率の問題を簡単に特定できます。そして直ちに現場技術者を派遣して風力タービンを検査およびトラブルシューティングできます。

使用を開始するには、AWS マネジメントコンソールにログインして AWS IoT SiteWise コンソールに移動してください。その際、デモをチェックして、AWS IoT SiteWise で実現できることを確認してください。詳細については、AWS IoT SiteWise ウェブサイトまたはデベロッパーガイドをご覧ください。