投稿日: Dec 22, 2020

Amazon QuickSight は、動的クエリを通じてダッシュボードのパフォーマンスを向上させ、クエリのコストを最適化するとともに、高度なデータ準備機能を導入します。 

動的クエリにより、結合されたテーブルを含む直接クエリデータセットをより効率的に実行できます。結合は動的に適用されるため、ビジュアルのレンダリングに必要なテーブルのサブセットのみが結合に用いられます。これにより、クエリが最適化され、ビジュアルの読み込みが以前よりもはるかに速くなります。このリリースでは、すべての新規および既存のデータセットは自動的に設定されて、動的クエリ機能を利用できるようになります。設定を行う必要はありません。

データ準備についても、新たな改善点がいくつかあります。QuickSight は、(10 個から) 32 個までのテーブル間の結合をサポートするようになり、列名の一致など、テーブル定義とヒューリスティックスに基づいて結合関係を自動検出できます。これにより、データセットの所有者が最適な結合設定を作成できるようになり、データセットのパフォーマンスがさらに向上します。さらに、データセットの所有者は、結合エディタをズームインおよびズームアウトできるようになりました。これは、データセットに多数のテーブルが含まれる場合に便利です。最後に、データセットの所有者は、必要に応じてデータセットの自動プレビューをオンまたはオフにすることを選択できます。オフにすると、データセットの所有者は、ソーステーブルで潜在的にコストのかかるクエリを実行することなく、結合の編集、計算フィールドの作成、列の選択を行うことができます。詳細については、こちらを参照してください。

ご紹介した機能は、QuickSight が提供されているすべてのリージョン (米国東部 (バージニア北部およびオハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン)、アジアパシフィック (ムンバイ、ソウル、シンガポール、シドニー、東京)、米国西部 (GovCloud)) において、Amazon QuickSight Standard Edition と Enterprise Edition の両方でご利用いただけます。