投稿日: Feb 12, 2021

Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) で OpenID Connect (OIDC) 互換 ID プロバイダーを Kubernetes クラスターへのユーザー認証オプションとして使用できるようになりました。OIDC 認証では、従業員アカウントの作成、有効化、および無効化に関する組織の標準の手順を使用して EKS クラスターへのユーザーアクセスを管理できます。 

Amazon EKS には、クラスターに対して認証できるエンティティとしての AWS Identity and Access Management (IAM) ユーザーおよびロールのネイティブサポートが既に含まれているので、クラスター管理者はユーザーを管理するために別の ID プロバイダーを維持する必要はありません。この IAM と Kubernetes の統合により、CloudTrail 監査のログや多要素認証などの IAM の機能を活用して、クラスターアクセスを安全に管理できます。しかし、一部の組織ではデプロイチームに AWS に対する管理アクセス許可がありません。しかし、各デベロッパーに IAM ユーザーやロールを作成することはスケーラブルな解決策ではありません。
OIDC の ID プロバイダーの EKS サポートにより、OIDC ID プロバイダーを介して既存の ID 管理ライフサイクルを活用し、クラスターへのユーザーアクセスを管理できます。 OpenID Connect は、仕様の OAuth 2.0 ファミリーに基づく相互運用可能な認証プロトコルです。これは、ログインユーザーの ID に関するログインおよびプロファイル情報を追加するレイヤーを OAuth 2.0 の上に追加します。EKS クラスターユーザーアクセス管理の場合、IAM ユーザーおよびロールの代替として、または IAM ユーザーおよびロールと共に OIDC 互換の ID プロバイダーを使用できます。
EKS コンソール、CLI、または eksctl を使用して、Kubernetes バージョン 1.16 以降を実行する新規または既存のクラスターに OIDC 互換の ID プロバイダーを関連付けることができます。詳細については、 ブログをお読みいただくか、Amazon EKS の ドキュメントを参照してください。